反対咬合で骨切と言われたあなたへ

2011年9月20日公開 / 2011年9月21日更新

テーマ：歯列矯正

コラムカテゴリ：医療・病院

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仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
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他の歯科医院で、外科矯正、すなわち『入院して全身麻酔下で骨を切らないと、歯列矯正はできない。』と診断された方が堀歯科医院に来院されました。

堀歯科医院でも、現在の顎位（上顎と下顎との位置関係）のままでは、他の歯科医院と同様に、外科矯正でも異論はないと診断しました。

しかしながら、この方の場合、現在の歯牙の状態により、不自然に下顎が前方で安定していたので、本当の顎位は上顎に対して下顎は7・8ミリは後方であると診断しました。

顎位を変え歯列矯正を行うと、外科矯正で骨切といわれた方でも、骨切なしで歯列矯正治療が可能となる場合があります。

また歯列矯正治療単味の治療が困難でも、臼歯部の被せ治療と前歯部分の歯列矯正治療を行うことで、骨切を回避することが可能となり、いわゆるスピード矯正が可能となります。

このスピード矯正と相性がいいのが、コルチコトミーです。

コルチコトミーとは、歯牙の周囲の歯槽骨を切断することで、歯牙を周囲の歯槽骨と一緒に移動させるために、治療期間の短縮を図ることができるテクニックです。

コルチコトミーには興味があるけれど、何となく怖いと言う方もいます。

それでは、コルチコトミーは痛みがあるのでしょうか？

痛みがあるかないかはその組織に痛点（痛みを感じるセンサーのようなもの）が多いか少ないかで決まります。

結論から先に申し上げると、歯槽骨には痛点が少ないので、痛みはほぼないです。

（ちなみに、背中の皮膚には、痛点は少ないので、1点で針で刺されても、2点で刺されても、その判別は困難であると言われています。

部位によって、痛覚の分布には大きな差があるのです。）

むしろ虫歯の治療で詰め物をする方がはるかに痛みがあります。

歯槽骨よりも歯牙のほうが痛点が多いというのがその理由です。

堀歯科医院では、コルチコトミーは、スタンダードに行っています。

治療の仕上がりが同じなら、治療期間が早い方が誰だって良いに決まっているからです。

堀歯科医院では、歯列矯正後の仕上がりの巧さはもちろん、そこに至るまでのスピードも追求していきたいと考えております。

　　

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