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コラム

無垢材と集成材の違い、それぞれの特徴

無垢材の健康住宅

2018年6月7日

住宅には「鉄筋コンクリート造」「鉄骨造」そして「木造」があります。近年、マイホームを建てたい方のあいだで、昔ながらの木造住宅が支持を得ています。

大手ハウスメーカーなどでも木造住宅を扱う部門があるほどです。なぜこんなに人気があるかというと、健康と環境にやさしい自然素材であること、心を癒す効果があることなどが理由に挙げられますが、何よりも、古来より日本人の暮らしに寄り添い続けてきた木を、私たちが求めるのは自然の流れかもしれません。

建材としての木は、大きく分けて無垢材と集成材があります。ほとんどが集成材の木造住宅もあれば、柱だけ無垢材で梁は集成材といった使い方も多く見られますが、すべてが無垢材というのは珍しいというのが現状です。

そもそも無垢材と集成材はどう違うのでしょう。そのメリット、デメリットをお伝えいたします。

無垢材と集成材の違い

無垢材も集成材もよく聞く名前です。しかし「何が違うの?」と思われる方も少なくありません。

無垢材と集成材の違いは、簡単にいうと自然素材か人工材かということです。無垢材は丸太から切り出したそのままの天然木で、柱や梁の形に整えて使います。

一方、集成材は、ひき板や小角材など小さく切った木材を、接着剤で接合したものを言います。

それでは無垢材と集成材の特徴を見ていきましょう。

無垢材のメリット

無垢材は日本の建築文化に深く根付き、日本人にもっとも馴染みのある建材といえます。
日本最古の木造建築である法隆寺をはじめ、神社仏閣などの歴史的建造物は天然無垢材でできています。それほど無垢材は耐久性のある建材といえます。

これは木が伐採後も強度が衰えることなく、逆に増していくという特徴があるためです。強度だけではなく、時間が経てば経つほど、色つやが出て美しくなっていき、味わいが増すということも大きな魅力でしょう。

木の香りに心を癒されるという方も少なくありません。また素足で歩く心地良さも、無垢材が人気の理由です。

もっとも特徴的なのは調湿効果です。無垢の木は伐採後も生きて呼吸をしています。湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出することで、快適な湿度に保ってくれます。まさに天然の除湿器と加湿器の役割をしてくれます。

この調湿効果も無垢の木ならではの特徴といえます。断熱性にもすぐれ、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境が実現します。

無垢材のデメリット

以上のように無垢材は体に優しい自然素材ですが、使い方を誤ると弊害が起こります。

切り出したばかりの木は水分をたくさん含んでいます。ちょっと触れてみても湿っているのがわかります。水分は徐々に抜けていきますが、この過程で反ったり縮んだりねじれたりといった変形を起こします。

そのため、昔の大工さんは何年も木を乾燥させて使っていました。使用する前に十分に乾燥させることで、木の変形を抑えることができます。
木材に含まれる水分量のことを含水率といいますが、これが10~13%ほどのときに木がもっとも強くなるといわれています。しかし、十分乾燥させた木を使っていても、前述のように、木は水を吸ったり吐いたりするために、材と材の間に隙間が生じることがあります。

梅雨時は湿気を吸って隙間が小さくなり、冬は湿気を吐き出して隙間が大きくなります。その結果、快適な空間が実現するのですから、メリットとデメリットは裏表の関係といえます。

集成材のメリット

集成材は天然無垢材に比べて乾燥の手間がかからないこと、反ったり、曲がったり、縮んだりという変形がほとんどなことが挙げられます。

産地や個体差による強度のばらつきも少なく、乾燥や成型を工場で行うため、品質が一定で狂いがありません。ですから、無垢材が熟練の大工の目利きを必要とするのに対して、集成材は誰でも扱うことができます。

初期の強度は無垢材よりも高く、値段的にもリーズナブルです。木材を余すところなく使用することができるため、コストダウンが可能で、そういう意味では地球に優しく経済的といえます。

集成材のデメリット

接着剤を使って集成するという今日の集成材の歴史は、世界においては100年程度、日本においては数十年の浅い歴史です。

新築時の強度は高いものの、見方を変えると接着剤の耐久年数に不安な点があります。板版を貼りあわせてあるので、高温多湿の悪条件の元では剥がれてしまうリスクもあります。さらに強度は新築時がピークで、だんだん落ちていきます。また接着剤に含まれる化学物質が害を及ぼすシックハウス症候群が問題になったこともあります。

現在は国が厳しく規制を行い、安全基準を満たしたものだけが使われていますが、人によって許容量に差がありますので、化学物質過敏症の方には影響が出ることもあります。

以上のように無垢材、集成材ともにメリットデメリットがありますが、いずれを使うにしても適材適所の木の選択と工法を用いることが大切です。

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