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松林秀典

三重県の省エネ調査機関の先駆けとして認定されたプロ

松林秀典(まつばやしひでのり)

有限会社松林工業

コラム

監督者の務め

現場監督さんって「現場を指示する偉い人」というイメージがあるのではないでしょうか。

とはいっても、規模によっては現場監督者は無資格でも問題がありません。

以前にお付き合いをしていた下請け業者の監督さんで現場経験が豊富ではあるけれど、無資格だった人がいました。

その人の現場管理を見ていると、「図面にこう書いてあるからこうやっといてな」というだけ言ってどこか違う現場へいってしまう。

彼に任せてしまうと、職人さんが何をしていいのかわからず混乱するというケースが多々ありました。。

結果的に、基本的事項は僕の方で職人さんたちには説明して、後から彼に「こういう指示をしてあるからやってあるかの確認をするように」と伝える、こういった形で現場を進めていく必要がありました。

監督さんたるもの偉くあれ。という考えは間違ってはいませんが、図面に書かれている仕様はなぜそのようになったのか、何を考えて設計者はその工法を選定したのかを職人に伝えて、職人の動きをスムーズにさせるのが監督者の務めだと僕は思っています。

なので、職人と話をする時は「○○でやればできると思うんやけど、面倒なんだよね。他に方法ないかな?」とか、「これしかやりようがないと思うから、悪いけどこの形で納めて。」というように職人さんにお願いをするようにしています。

もちろん、こういった会話は現場での経験がなければすることができないものですが、方法論について経験や知識がなければ、最初から職人さんに聞いてみるということも監督者が職人との信頼関係を保つ1つの技だと僕は考えます。

それに、私たち設計者・監督者は工法については勉強してきていますが、現場での作業については職人の方が経験もあり、職人ならではの嗅覚が大切になる時があります。

その嗅覚を殺すような指示をしないようにすることこそが、職人にとって動きやすく作業しやすい現場だと思っていますし、職人との信頼関係をしっかりと保つ秘訣だと考えています。

もちろん職人の思いのままにさせてはいけません。

守るべきところを守らせつつ、職人のやりやすい形を見つけてあげる。

それこそが真の監督者であり、監督者の務めなんです。

今日はある現場で自分が職人として作業をしていました。

自分自身が作業をしてこそわかる職人の思いを感じつつ、今後の監督者としての経験とできるようになればと思っています。

監督者の動きでその会社のレベルがわかります。

監督者は会社のカラーを背負ってたつという思いで、現場をまとめる気質が必要ですし、そういった監督者をしっかりと育てることが良い建築会社を作る秘訣になりますね。

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