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松林秀典

三重県の省エネ調査機関の先駆けとして認定されたプロ

松林秀典(まつばやしひでのり)

有限会社松林工業

コラム

想像力

仕事をしていて出来上がりを想像する力というものはとても大切になります。

空間イメージがしっかりとできているかどうかで、段取りもスムーズに運びますし、当然仕上がりにも大きく影響してきます。

そんな想像力って経験がモノを言うわけですが、それだけでしっかりと想像できるかというとそうでもありません。

やはり、それなりの国語力を持っていることが大切になってきたり、テレビ等を見て色々なことを考えることをするということが大切になってきたりします。

僕はドラマ等を見ていると、その主人公がどんな部屋で生活をしているのかを見て、家賃などを想像しながらその主人公がどのくらいの収入があるのか等を考えたりするのが結構好きだったりします。

そういったことも、自分の想像力を高める1つのツールになっているのかもしれないですね。

先日、とある物語の中で夏目漱石の住まいのことが書かれている一文がありました。

ちゃんとした文は覚えていませんが、7部屋ある家で2部屋を漱石が利用しているそうです。

その家が建っている地坪は300坪。

この表現から、漱石の住まいを想像してみました。

7部屋あるということから、現代風にいえば4LDKでしょうね。

少し広い狭いはあるかもしれませんが、すべてが8畳の部屋と想定してみると、8畳x7=56畳。

つまり、28坪あります。

玄関や廊下・トイレ・風呂のスペースも必要なので、1.4倍くらいで計画してみると、39坪~42坪くらいといったところでしょうか。

なかなかの豪邸だということがうかがえます。

もっともこの家は借家だったそうです。

300坪の敷地に40坪前後の家が建っているわけですから、庭なんてものすごく広大なモノです。

それでも、漱石はこの物語の中で自分のことを「貧乏」とか「汚い家」なんて言う表現をしています。

借家でもこれだけの物件を借りようと思えば家賃は相当のものでしょう。

作中では35円と表記されていました。

明治後期~大正初期の35円がどのくらいの価値かわかりませんが、東大の講師料が年間800円だったそうですから、月収66円ぐらいですね。

そこから考えると相当な額の家賃ですよね。

文学作品でも、こういった想像ができて建築屋としての感覚を磨くこともできます。

どんな仕事にも想像力は大切です。

色々な場面で、自分の仕事に合った想像を働かせて、想像する力を育んでいくと人とは違った視点も身につけることができ、より能力がアップすると思いますので、機会があれば是非お試しください。

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