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コラム

記憶力のいい脳にするための訓練方法

2018年8月6日

テーマ:プロが教える超勉強法

勉強で知識を詰め込むばかりで、思い出す訓練を怠っていませんか

必要なときに思い出せないのなら意味がありません。かけた時間よりも繰り返した回数がものを言います。忘れることを前提として、繰り返し記憶の確認をしましょう。

覚えたことを必要なときに思い出せないようでは自分の身になっていない

努力をすること自体は素晴らしいことですが、結果が出せないとしたら残念な事です。覚えることが多い科目で、暗記しようと時間と手間をかけて勉強したとします。何とか覚えたとしても、試験本番で思い出せなかったら苦労のかいがありません。

みなさん知識を詰め込むことには熱心ですが、思い出すことをないがしろにしていないでしょうか。いくら頭に入れたとしても、必要なときに思い出すことができないのなら何のための勉強か分からなくなってしまいます。

しかし、これはある意味仕方のないことかもしれません。

学校の授業では知識を詰め込むことには熱心ですが、実際に必要なときに知識を取り出す練習に時間を割くことはありません。知識を取り出すというのは、つまり思い出す訓練をすることです。知識は覚えるだけでは定着しません。何度も繰り返し思い出すことによって、初めて使えるようになるのです。

漫然と授業や塾で先生の話を聞いているだけでは、時間の経過とともにせっかく入れた知識は消え去っていきます。知識を定着させるためには、反復する訓練は欠かせません。

インプットされた記憶をアウトプットする訓練が大切

記憶力というと、ついついインプットの方にばかり気が向きがちですが肝となるのはアウトプットです。

きちんとインプットされていても、脳の中から必要なときに引き出せないという状況が「思い出せない」ということです。頭の中には入っているのだから、記憶よりも思い出す訓練に重きをおくべきだとは思いませんか。

やることは特別なものではありません。教科書や参考書、ノートを何度も復習するだけです。ただし、意識の持ち方しだいで記憶への定着は全く変わってきます。

一方は、ただひととおり暗記しようと目を通しているだけ。もう一方は、授業の内容を思い起こし、以前覚えきれなかった部分などを心の中で読み返しながらテキストに向かっている。参考書を見るという行動自体は、傍から見れば同じです。しかし、記憶に定着させるという面では、後者の方で圧倒的に効果が高くなるということは想像に難くないでしょう。

記憶するために要した時間より繰り返しの回数が重要

同じように授業を受けていても、できる子とできない子がいます。これも、授業の聞き方の違いによるものです。受動的に情報を聞くだけの一時間と、頭の中で過去の記憶や疑問点と突き合わせながら記憶をフル回転させる一時間は同じではありません。

記憶は、かけた時間よりも繰り返した回数がものを言います。覚えたと思っても思い出せないことはままあります。忘れるのは当然のことです。むしろ、忘れることを前提として、新しいことを覚える前に復習することを習慣づけましょう。

毎日やらなければならないことは増えていくのに、過去の復習まで何度もこなすとなると時間が足りなくなると心配になるかもしれません。
しかし、実際にやってみると分かります。昨日1時間かかった内容でも、次の日の復習で思い出すだけなら5分で十分です。イチから取り組むのではありません。

思い出すことが有効なのは、何も社会や英語だけではありません。数学(算数)でも有効です。

数学(算数)が苦手な子は、できない問題があるとすぐに解答を見て分かったつもりになります。その場では理解できているのかもしれません。しかし、思い出す訓練をしないがために、実際に自分で解いてみようとしても同じところでつまずいてしまうのです。

分からないときに解答を見返すことは良いのですが、それはあくまで記憶の補完です。自分で考えて解くことを怠らないでください。

暗記の次は記憶を結びつける力をつける

並外れた記憶力を誇る人でも、脳の構造は一般人と大差はありません。では一体何が違うのかというと、記憶する際のコツを知っているということです。

例えば、よく知られているのはイメージと結び付ける方法です。特に、意味のない年代や用語、大量の語句を短時間で頭に入れるには、イメージに置き換えるやり方が功を奏します。単語ならそこから連想されるイメージを、自分と関連のある事柄に結び付けてより具体的に思い浮かべること。

記憶のメカニズムから考えると、定着を図るにはできるだけ脳の様々な部位を刺激しながら記憶する方が効果は出やすくなっています。イメージのほかにも、五感や感情も駆使しましょう。

手っ取り早いのは、覚えたい内容は音読すること。自分の口で言葉として発することが刺激になると同時に、耳からも頭に情報が入ってくることになります。
覚えた内容を、架空の誰かに向けて講義するつもりで説明することも勉強になります。人に教えることで、自分の理解が甘い部分が浮かび上がってくるのです。

記憶力は本人の努力しだいでどうにでもなります。記憶力が優れた人というのはイメージや五感の使い方を知っている人のことです。丸暗記で対抗しようとしても、記憶に定着することがないのですぐに忘れてしまいます。

イメージや語呂合わせ、五感の力を上手に取り入れることで、長期的に記憶を自分のものとすることもできるのです。せっかく覚えるのならば、知識として定着させ自分の財産にしていきましょう。

この記事を書いたプロ

石井宏明

どんな生徒でも短期間で成績アップを実現させる学習指導のプロ

石井宏明(石井進学塾)

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