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田中輝彦

どんな体型にも応じた服創りをする、フルオーダースーツのプロ

田中輝彦(たなかてるひこ)

お誂え洋服たなか

コラム

ALS(筋委縮側索硬化症)患者がディレクタースーツで息子の結婚式に出席できました。

車椅子ユーザーのフォーマルウエア

2015年9月26日 / 2018年11月29日更新

私どもでスーツを創る場合、ご注文から納品まで約1ヶ月から2か月の期日をいただいております。

息子の結婚式に出席するために



8月8日(土)朝「9月16日(大安)に息子が結婚するので、何とか間に合わせてください。」とお電話をいただきました。
よくよくお聞きしますと、ALS(側索筋委縮硬化症)ALSと言う病に罹られていて、全身の筋肉が硬直した状態なので、今持っているスーツ、礼服はすべて着られない。

筋肉は硬直しているが、息子への愛情は人一倍。何とか結婚式に出席して新しい門出を祝ってやりたい。
ただ、日程が迫っている。
早速、その日のうちに岐阜県のご自宅まで礼服用の生地及び生地見本を持参しました。

写真のように硬直が進んで、腕も肩まで上がらない、肘も思うように曲げられない。

介護服のニット製品のパジャマなどは内側からファスナーですべて開閉できるようになっていますが、洋服地はニットのような伸縮性がありません。

左右別々に作って、後ろで合わせた服

硬直が、筋委縮が少なければ、いままで行ってきた背縫い線をファスナーで開閉できるようにすればよいのですが、今回の場合、上着は左右別々に衿と一緒に作って、襟ごと後ろ縫い目で合わせる方法しかないと考えました。

スラックスもヘルパーの方が穿かせやすいように、脇縫い目を大きくファスナーで開閉できるようにして、脇に上部を面ファスナー(マジックテープ)で固定できるようにしました。

仮縫いも、私一人では合わせることができませんので、ヘルパーの方々の手助けを借りて、身体の向きを変えたり、起したりして何とか合わせることが出来ました。

結婚式の予行演習


結婚式式には数人のヘルパーの方々が、ディレクタースーツの着脱をお手伝いされるようfですので、限られた時間内での
着脱をするためにも、結婚式にお手伝いされるヘルパーさんが全員揃う日に合わせて納品することにしました。
お盆休みも返上して、その間仮縫いも2回行いましたが、何とか結婚式の1週間前に納品することが出来ました。

車いすユーザーのうってつけの礼服。ディレクタースーツ

本来、花婿の父はモーニングを着用しますが、車いすを使用してるので、モーニングのコロモしっぽの部分が隠れてしまいます。それはちょうどディレクタースーツを着用してる姿と同じに見え、ディレクタースーツはモーニングに次ぐ礼服ですので、この場合うってつけの礼服な当たります。
後日、奥様から歓びのお礼のメールをいただきました。
車いすユーザーのフォーマルスーツコラムはこちらにも。
障害者のスーツ創りはこちらにも載せています。
着せ易い、着易い車いすユーザーの服創りはこちら。

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