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田中輝彦

どんな体型にも応じた服創りをする、フルオーダースーツのプロ

田中輝彦(たなかてるひこ)

お誂え洋服たなか

コラム

同じ黒色でも、礼装用の生地と一般的なスーツ地は違う!

冠婚葬祭のシーンで恥をかかないために・・・

冠婚葬祭の場で、よく見かける「ブラックスーツ」の生地は、フォーマル用として織られていることをご存知ですか?

フォーマル用の素材としては、ドスキン、タキシードクロス、バラシア、サマードスキン、モヘヤ&ウール、ウールジョーゼットなどがあります。
いずれも風格ある漆黒の黒色が特徴です。

●ドスキン:
主に冬用。どっしりした肌触り、正に王道の礼装用の生地。
最上級のメリノ羊毛で朱子織。柔軟で光沢があり、目のつんだ織物。
緻密に織り上げたあと、起毛し、毛を短く刈り揃えて毛を寝かせ滑らかに仕上げています。
     
起毛しているため、埃が付きやすいのが弱点でもあります。
そのためか、最近ではあまり見かけなくなりました。

●タキシードクロス:
ドスキンに代わって、軽量で毛羽が少なく、埃も付きにくく、艶のあるタキシードクロスがフォーマル用として主流を占めています。

●バラシア:
バラシア組織と言われる変わり横畝組織の織物。
中肉、厚みのあり、シワになりにくい特徴があります。

●サマードスキン:
ポーラータイプの通気性が良く、夏用として用いられています。
シワになりにくい。

●モヘヤ&ウール:
モヘヤ山羊のヘヤー60%をウールと混紡したシャリ感のある夏用生地です。

●ウールジョーゼット:
織物の表面に細かい凸凹を表し、それによってザラザラとした手触りを持たせた梨地織の生地で主にレディス用として用いられることが多い。

見る人が見ればすぐわかる、礼服用とスーツ地との差

一般的なスーツ地と礼服用との大きな差は、黒の色です。
ひと口に、黒色と言っても、いろいろな黒があります。

表面を緻密に朱子織調に織った礼装用の生地の黒は、漆を刷毛で塗ったような艶のある漆黒の黒色をしています。
一般的な黒の生地には綾目が目立ち、この艶がなく、斜めから眺めるとドブネズミのような薄い黒に見えることがあります。

礼装用の生地の中でも高品質ほど、深い漆黒が見られます。

従って、礼服用のブラックスーツにネクタイを変えて、ビジネスに向かっても相手には礼服と見られ、「何か御不幸があったのですか?」と言われかねません。

逆の意味から、一般的なスーツ地の黒色のスーツを喪服代わりに着て行けば、一目瞭然、常識を疑われる恐れがあります。

※男30歳または妻帯者は社会的にそれなりの立場に居られます。
社会の常識として、「礼装用のブラックスーツ」をクローゼットの中の一員に加えてください。

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