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田中輝彦

どんな体型にも応じた服創りをする、フルオーダースーツのプロ

田中輝彦(たなかてるひこ)

お誂え洋服たなか

コラム

お気に入りの車いすユーザーのパンツスーツ

障がい者のオーダースーツ創り

2014年6月20日 / 2016年2月11日更新


東京のM様

車いすユーザーのスーツ

一般的なスーツは、立居で着用することを前提に採寸、仮縫いそして仕上げていきます。
そのスーツを着て座ると、胸元が大きく開き、Vゾーンが浮き上がり、抜き衣紋状態になります。

車いすユーザーのスーツの場合、
寝た状態と座った状態の同じ個所を各々採寸します。
そして、行動範囲をお聞きして、マニプレーションを施した製図をします。

基本的に、上着丈は車いすの座面までの長さに、胸幅を少なく、Vゾーンも小さく、いかり肩風に、肩幅、背幅にゆとりを付け、襟が被るようにして「抜き衣紋状態を解消させます。」


車いすユーザーのパンツスーツの仮縫い

1回目の仮縫い
抜き衣紋は解消しましたが、思っていた以上に肩が大きく、胸もとも余裕が多く、Vゾーンもぶかぶかした感じでした。

2回目の仮縫い
Vゾーンを小さくするために釦を2個にしました。
胸幅を狭く、肩、背筋線にマニプレーションを施しフロントを落ち着かせました。
車いすを操作する動きを考え、アームホールを大きくしたため少し袖が大きくなった感がありましたので、袖回りを細く補正しました。

身体にフィットしたパンツスーツ

襟が首回りに添うように納まり、Vゾーンもきれいにすっきりしました。
腕肩が発達しているため、動かし易くアームホールを大きくしましたが、袖回りを細く見えるようなラインを描きました。
車いすを操作する時には袖のボタンを外して、腕まくりが出来るように袖口も本開きにしました。

車椅子の座面に滑り止めのマットを使用しているため、以前穿いておられたパンツは裾がずり上がってパンツ丈が短くなっていたのですが、車いす仕様のパンツを穿くことによって裾が上がってくることが無くなりました。

裏地と釦もお好みのものを選んでいただきました。



結婚式に列席

新調のパンツスーツでお友達の結婚式に列席されました。

※美しいスーツを創っていただいてありがとうございます。
と、うれしいメッセージをいただきました。

関連記事はこちらをご覧ください。
車椅子ユーザーのスーツについてはこちらでしく解説しています。

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