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田中輝彦

どんな体型にも応じた服創りをする、フルオーダースーツのプロ

田中輝彦(たなかてるひこ)

お誂え洋服たなか

コラム

衣替え 上衣の畳み方

2012年3月23日 公開 / 2019年8月1日更新

テーマ:洋服のお手入れについて

衣替え

衣替えの季節がやってきました。

オフシーズンのものと、インシーズンのものがクローゼットの中で混在すのだけは避けていただきたいものです。

クローゼットの中は、それぞれのシーズンのものがまるで満員電車のような状態では洋服はクチャクチャになり、時として虫の餌食になりかねません。

クローゼットの中は常に風通しよく、着たい服がサッと取り出せる状態にしておきたいものです。

では、オフシーズンの洋服は何処に収納するのか?
大きなクローゼットルームが有ればそれに越したことはありませんが、私のような一般家庭にはそれだけの余裕はありません。

そこで、オフシーズンの洋服は洋服箱や衣装ケースに収納することをお勧めします。

箱などに収納すれば、次に出した時にシワだらけになっているのでは・・・?
私が、お客様にお勧めしている洋服の畳み方を試してみてください。

畳む前に・・・!

いきなりダニの写真で申し訳ございません。
ほとんどの家の中には「チリダニ」が生息しています。
「チリダニ」は、0.2~0.5ミリと家ダニより小さく目に見えにくく、フケやアカをエサにしています。「家ダニ」のように人には噛みつきませんがアレルギーのもとになりますから、畳む時は床の上に新聞紙を敷くか机の上で畳んでください。

では、畳みます。 まず、平らに!

まず、上着を平らな状態に置いてください。
その時、必ず上衿を起こしてください。
上衿を起こす
上衿を寝かした(着用していた)状態で畳むことは、シーズンインでスーツを着ようと箱から出してみるラペルの返り部分が第一釦付近で収まらずかなり上の方になります。

オーダースーツの真骨頂の八刺しをすることによって、ラペルの返りを丸く膨らんだ風合いを持たしているのを潰して仕舞うことにもなります。

必ず、上衿は起こす!

くれぐれも、上衿は起こしてください。(立ててください)

ポケットそして脇が素直に置かれ、袖も自然な状態で置いてください。

次は袖を脇から斜め上に(自然になります)いっぱいに畳んでください。
手を添えてシワを伸ばす

その時、端を引っ張ってシワを伸ばしておくと、出した折袖のシワもかなり少なくなります。

最後は上着全体を半分に畳むだけです。
上着を畳む


この畳み方がシーズンインで箱から出した時、シワは最小限度に抑えられます。

来シーズンに箱から出した時には、洋服をハンガーに掛け、衿を元通りに直し、洋服全体の形を整えます。

霧吹き

そして、洋服に向かって全体に霧吹きをします。
特にシワの目立つ場所には充分に霧吹きをしてください。
水が滴り落ちるぐらいでも大丈夫です。
霧吹き


ちょうど、障子紙を張るときに霧吹きをする要領です。

そのまま、直射日光な当たらない風通しの良いところに吊るしておけば、自然にきれいにシワはなくなり、そのまま着て出かけられますよ。

一度、お試しください。目から鱗が落ちますよ。
品質の良い洋服ほど顕著に体験できます。

但し、紡毛系統のカシミヤやツイードにはお勧めできませんので、注意してください。

※カシミヤコートのお手入れはこちらのコラムをご覧ください。

※ドライクリーニングのことはこちらをご覧ください。

※洋服のことなら何なりとお尋ねください。

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京都府京都市北区上賀茂中ノ坂町15-2
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