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コラム

在老停止額を0にする!

老齢

2018年6月22日 / 2018年9月17日更新

こんな夫婦の相談がありました。
夫66歳 妻62歳。
夫婦共厚生年金に20年以上加入されています。
夫は既に年金生活を送っておられますが、妻は頑張って働いており、厚生年金被保険者です。

2人の収入の内容は以下のとおり。
妻の標準報酬月額28万円 年間賞与額72万円 年収4,080,000円
報酬比例部分の金額 年間42万円(全額停止中)

夫は老齢基礎年金779,300円、老齢厚生年金は配偶者加給年金額を含めて180万円です。
合計で2,579,300円です。

この夫婦の年間の世帯収入は6,659,300円です。(妻の年金額は全額支給停止中のため含めていません)

妻は、せっかく今まで働いてきたので、やっぱり年金がほしい。
いくらの給料にすれば年金が全額支給されるのか知りたいとのことでした。

妻の年金が全額支給されるには、総報酬月額相当額と基本月額の合計が280,000円以下になるまで給料とボーナスの支給額を下げてもらうことになります。

※総報酬月額相当額=(標準報酬月額) + (その月以前の1年間の標準賞与額の合計を12で割った額)
※在職老齢年金支給額の計算 ⇒ 基本月額 - (総報酬月額相当額 + 基本月額 - 28万円)÷2

基本月額(年金額を12で割った額)が35,000円ですから、総報酬月額相当額が245,000円までであれば在職老齢年金は全額支給になります。
この場合、妻の年収は2,940,000円に減りますが、年金が全額支給されますので、合計で3,360,000円になります。
夫の年金と合わせて世帯収入は、5,939,300円になり、720,000円の収入減になります。

ほんとにこれだけなのでしょうか?

実は、ここが年金の落とし穴とでもいうべきところで、夫婦共年金受給者の場合は、配偶者の年金受給状況をよく把握しておかないと、とんでもないことになります。

この夫の老齢厚生年金には、生計維持関係にある65歳未満の妻がいますから、配偶者加給年金額が加算されています。(妻が20年以上厚生年金に加入していても、妻の年金が全額停止中の場合は、夫の年金に配偶者加給年金額が加算されます。)
389,800円です。
ところが、厚生年金20年以上かけている妻に1円でも年金が支給されますと、この配偶者加給年金額は全額支給停止となり、世帯収入は更に減額され、5,549,500円になってしまいます。

では、どうすればいいのでしょうか。

現在の在職老齢年金制度ですと、在老停止額を減らすことは世帯収入の減額につながってしまうので、年金支給停止額は気にせず、いただける給料はそのまま減額することなく、ボーナスもきっちりもらっていただければよいのです。

年金支給開始年齢到達後、定年再雇用などで、自分で給料の額を決めることができる方は、在職老齢年金の停止額だけにとらわれず、在職老齢年金制度を理解し、配偶者の年金受給状況をしっかり把握し、世帯収入がどう変化するかをよく検討して決めていただくとよいでしょう。

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あらゆる年金のご相談は 社会保険労務士 オフィスあず まで

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