まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ京都
東かおり

年金相談のプロ

東かおり(あずまかおり)

オフィス あず

お電話での
お問い合わせ
075-756-7153

コラム

死亡一時金?未支給年金?

死亡

2017年10月7日 / 2018年9月22日更新

年金はいつからいつまで支払われるのでしょうか。


(年金の支給期間及び支払期月)
国民年金法第18条第1項
年金給付の支給は、これを支給すべき事由が生じた日の属する月の翌月から始め、権利が消滅した日の属する月で終わるものとする。

老齢年金の場合、支給開始年齢の誕生日の前日で受給権が発生し、誕生日の前日の属する月の翌月分から支払われ、死亡した日の属する月分まで支払われます。

例えば、昭和32年4月2日生まれの女性、年金記録は、20歳から60歳まですべての期間において国民年金保険料納付済みの方が、平成34年4月30日に亡くなったとします。

さて、この方の年金はどうなるでしょうか。

65歳の誕生日の前日(平成34年4月1日)で受給権は発生しますが、翌月5月1日においてはすでに亡くなられているわけですから、5月分の支払いはありません。


死亡一時金


この方、40年間保険料を納めてこられたのに、何にも無しではひどすぎますよね。
なので、死亡の当時、この方と生計を同じくしていた遺族に「死亡一時金」というものが支払われることになるんです。
保険料の掛け捨てを防止しようとする趣旨から設けられた規定なんですね。

死亡一時金
(支給要件)
国民年金法第52条の2
死亡一時金は、死亡日の前日において死亡日の属する月の前月までの第一号被保険者としての被保険者に係る保険料納付済期間の月数が36月以上である者が死亡した場合において、その者に遺族があるときに、その遺族に支給する。
(保険料免除期間については割愛しました)

40年間すべて保険料を納めてこられた方の死亡一時金は、平成29年度価額で320,000円。
ちなみに、36か月(3年)納めた方の場合は、120,000円です。

※死亡一時金は国民年金の規定で、被用者年金各法(厚生年金や共済年金)にはありません。


未支給年金


では、この方が平成34年5月1日に死亡した場合はどうなるでしょうか。

死亡日が5月1日ですから、死亡日の属する月分、つまり5月分の年金は支払われることになります。

ところが、5月分の年金の支払日は6月15日になるのですが、支払日において死亡されているため、5月分の年金の未払いが発生するのです。この未払いの年金のことを「未支給年金」と言うんですね。

未支給年金
国民年金法第19条
年金給付の受給権者が死亡した場合において、その死亡した者に支給すべき年金給付でまだその者に支給しなかったものがあるときは、その者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたものは、自己の名で、その未支給の年金の支給を請求することができる。

この方の未支給年金は、5月分の64,942円。(779,300円の1か月分)

死亡日が1日違うだけで、「死亡一時金」なのか、「未支給年金」なのか、金額を含めて変わってしまいます。

老齢基礎年金を繰り下げ待機中に死亡した場合、繰り下げ意思があったのか、それともなかったのか、死亡一時金になるのか、未支給年金になるのか、それとも寡婦年金になるのか、とても複雑な相談になることがあります。

年金ってほんと、複雑で奥が深いです。

☆★☆_________________________________________________________☆★☆
あらゆる年金のご相談は 社会保険労務士 オフィスあず まで

この記事を書いたプロ

東かおり

東かおり(あずまかおり)

東かおりプロのその他のコンテンツ

Share

東かおりプロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
075-756-7153

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

東かおり

オフィス あず

担当東かおり(あずまかおり)

地図・アクセス

東かおりプロのその他のコンテンツ