人と人の絆が深まり、安らぎを与えてくれる木の家を創りたい（3/3）

コミュニケーションが生まれ、家族が笑顔で暮らせる家を造りたい

　良い住まいは豊かな人間関係を構築すると言う永松さん。「部屋から出た子どもが、リビングにいるお母さんの前を通らないと外出できない間取りを提案したこともあります」。コミュニケーションが自然に生まれ、家族が笑顔で暮らせる家を提供したいと話します。

　現在は、各地から舞い込む茶室や店舗、公共施設などの依頼に対応するため全国を飛び回っています。「私たち日本人が古くから伝承し、生活に取り入れてきた木の家には、先人たちの知恵が凝縮されている。デザインを工夫すれば、現代の家に日本家屋の伝統を上手く取り入れることができます」。これからも木を使った家の良さを伝え、日本が誇る文化である木造建築を次の世代に受け継ぎたいと話してくれました。

（取材年月：2018年3月）

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⇒住宅から旅館、店舗、寺社仏閣まで木造建築の設計実績が豊富