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永松輝

伝統構法を生かした木造建築を創るプロ

永松輝(ながまつてる) / 一級建築士

永松輝建築設計 一級建築士事務所

永松輝プロのご紹介

人と人の絆が深まり、安らぎを与えてくれる木の家を創りたい(2/3)

京都御苑

ユーラシア大陸の陸路を横断し、世界中の建築物に触れる

 「日本建築専門学校」で、木造建築技術と和風建築の専門知識を身に付けた後、「京都伝統建築技術協会 伝統建築研究所」に入所。東福寺(開山堂)や、西本願寺(飛雲閣台所)、京都御苑(堺町御門・蛤御門)など、京都の寺社仏閣の改修工事に携わってきた永松さん。

「20代の頃にお茶を習っていたことがあり、もともと古い建築物に興味がありました。父が大工ですので、親子2代にわたって建築の仕事をしていることになりますね」と話します。1999年に伝統建築研究所を退職し、東海道五十三次と中山道六十九次を自転車で巡り、浮世絵に描かれた江戸時代と現代の街並みの違いを確認、知識を深めます。その後、ユーラシア大陸の陸路を約2年間かけて横断、全23カ国を巡り世界各国の建築物と文化に接しました。

「日本では当たり前だと思っていることが、外国では全く通用しないことがわかりました。例えば、初詣や年賀状など日本独自の習慣を外国人から不思議がられ『なぜ必要なのか、どういう意味があるのか』と尋ねられるのです。文化の違いによる習慣やコミュニケーション方法の違いを理解しつつ、日本人としての感覚を大切にしたいと考えるようになりました」

 2002年に帰国し、「一級建築士事務所 紺屋町建築設計事務所」を設立、一般住宅の設計やリフォームなどを数多く手掛けたと振り返ります。2017年には、天然木を存分に使った事務所を建築し、「永松輝建築設計」と改称。事務所の軒には、亀岡の城下町にある町家の軒下などでも使われている伝統的な技法「セガイ造り」を採用しているとほほ笑みます。

「今は軒がない家も多いですが、深く張り出した軒は、建物を美しく見せるとともに、雨や太陽光から建物を守ります。また傾斜地であることを生かして、2階の大きな窓から眺望を楽しめるように工夫しました。さらに伝統的な構法にもこだわりたかったので、天井の梁や柱などの骨組みが見える仕上がりにしています」

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