コラム
心理系大学院に合格する秘訣は授業以外の個別指導の充実です
2023年4月14日 公開 / 2023年4月16日更新
京都コムニタスにおける合格の秘訣は授業外個別指導です
最近、毎週イベントを行っています。
今回は4月16日(日)「英文和訳ができる」のエッセンスを開催します
このようなイベントは、多くの方々からのご要望をいただき実施しているものです。こちらのコラムでも述べましたが、心理系大学院は倍率が高くなり、難易度もあがりました。そのため、受験生の危機意識も全体としては高くなっており、合格を望む学生の方々から多くの質問をいただいています。私たちとしても活動の一つとして、こういったご要望に応えていきたいと考え、イベントを行っています。最近多いのは「確実な合格の方法」です。もちろん容易ではありませんが、おそらく京都コムニタスもそうですが、予備校なら一定の合格の秘訣を持っていると思います。学生の方々は、予備校にそれを聞くのはとても良いことだと考えています。
授業外個別指導になぜ力を入れるのか?
京都コムニタスでは、合格者にアンケートを書いてもらっています。その中で最も評価が高いのは授業外の個別指導の充実についてです。合格体験記を一部抜粋します。
講義の他に、入試に必要な書類である研究計画書や志望理由書も個別でご指導をいただきました。私の意見等も尊重したうえで丁寧かつ的確な指示をくださり、1人で作るよりはるかに質の良い書類を作ることができました。また、私は比較的早い時期から相談をいただきましたが、精神的な側面も含めて最初から最後まで見てくださったおかげで、非常に心強かったです。
当塾ではわからないことや、気になることがあると、できるだけ早く私たちのところに持ってくるように伝えています。夜中12時をすぎまでかかることも通常運転です。遅くまでやることを是としているわけではありませんが、できるまでやりきるという考えは全員に浸透し、あきらめずに毎日進めていると、自然に遅くなってしまうといったところです。
当塾では、研究計画、志望理由などの提出書類作成、英語の読み合わせ、小論文や論述問題の添削、面接対策や練習、こういったものは全て授業外個別指導で作り上げていきます。たまにREBT、その他進路の相談、時々人生相談もあります。この作成過程を通じて生徒とコミュニケーションをとり、情報をもらいつつ、何をつくりたいか、どのような考えや志を持っているかなどを形にしていきます。それを書類に反映していきます。
私たちのような予備校では、授業をすることだけが大事なのではなく、一人ひとりを把握して、マネジメントをして、良い結果にたどり着くために一緒に最後まで作り上げていくことが最も大事なことです。
合格体験記でもよく書いていただいています。「伴走」という表現をしてくださっています。
そんな孤独な受験生活で伴走してくださったのが塾長の個人指導でした。特に研究計画書は、出来る気がせず思考停止状態に陥っていました。一人だと後回しにするところを、毎回出されるお題を考えたり、調べたり、たくさん提案していただきました。唯一の武器であった英語は自信がなくなってきて、受験3週間前になって泣きつき、受験前々日まで「雑!雑!もっと丁寧に読みましょう」と注意を受けながら読み合わせをしていただきました。
このような書類等を一緒に作り上げていく作業を乗り越えていくと、学科にも良い影響を与え、点数を取れるようになってきます。良い書類を作り上げると、形に残り、それが自信にもつながります。学科はある部分ではいくら勉強しても不安が消えることはありません。特に大学院入試の範囲はあまりにも広く、勉強してもなかなか満足のいく状態にはなりません。その観点からしても、やはり納得のいくものを作り上げると、それを起点に次のステップにも進めますし、大学院に入ってから、他の人よりも先んじた状態になることも自信につながり、良い大学院生活が送れます。私たちは、常に入学してからのことを意識して、受験生の能力と身体と成果を作り上げていっています。
授業外個別指導を通じて生徒をしっかりと観察します
またよく言っていることではありますが、スポーツコーチングと私たちのような塾や予備校は、本来同種だと考えています。私は陸上競技出身ですので、特に個人競技のコーチングをイメージしています。大学院受験や編入受験と、大学受験との違いはフィギュアスケートとスピードスケートの違いにたとえると、わかりやすいことは、よく言っています。
例えばこちらを参照。
コーチに必要なのは、「見る」ことです。見ることはたくさんあります。まずは現在の状態。学生であれば、卒論や実習がある場合もあり、体力、精神力がかなり削られている場合があります。時には「頑張らせる」ことも必要です。次に変化。塾に入って、一定の時間がたてば、誰でも何らかの変化が生じます。その変化がどういったものか、良い変化か、良くない変化か、あるいは、その変化を起点に何ができるかを考えます。他にもたくさんありますが、とにかく、私たちは自分が預かった生徒がどんな人であるかをまず徹底的に把握することに努めます。その情報が後に生徒の力を引き出す作業に役立ちます。
またコーチの役割は、目標に定めた試合で、どれだけ最高のパフォーマンスを選手にさせられるかです。試合までには練習メニューが組み立てられます。月間でどのくらいの負荷をかければよいか、あるいは週間でどのくらい休みを入れるとよいか、過去の経験と科学的理論に基づいて、本番までを選手と過ごします。練習メニューを立てつつも、そこに必ずしもこだわらず、選手の状態に合わせた変化に臨機応変に対応することもコーチの仕事です。
私たち教員は、カリキュラムをこなしているかどうかをチェックするのではなく、日常から生徒(選手)としっかり関わって知識がついてきたか、文章が整いだしたか、言葉の使い方がうまくなってきたか、このようなことを日常からチェックします。そうすると、生徒側の変化が見えてきます。変化が見えてくれば、次に何をすればよいかも定まってきます。このような手順で打ち手を見つけていきます。これを繰り返しつつ受験的成長戦略を練っていきます。もちろん個別対応です。スポーツコーチングも基本的には個別対応です。当塾で言えば、授業は、オフィシャル情報で、授業外指導は個別対応で、これを両輪としています。これが結果につながる質の良い教育を導くと考えています。
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