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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

京都コムニタス

コラム

面接で使ってはいけない言葉

2022年6月26日

テーマ:面接対策 集団討論対策

コラムカテゴリ:スクール・習い事

9月受験のために志望理由を考えておきましょう

6月も終盤です。受験をする人にとっては、そろそろいろいろな不安が押し寄せてくる頃です。大学生だと、例えば教育実習などもあって、早くも前期の受験はあきらめようかという声もあると聞きます。心理職大全にも書きましたが、9月入試は受けておいた方がいいと思います。昨年、京都文教大学は、前期で30人以上合格させていますので、前期である程度取りたいという意識が働いていると考えられます。

9月に受験をお考えの人は、この時期は、ある程度学校は決まってきていると思いますので、そろそろ志望理由を固めたい時期です。いつも言っていますが、志望理由とは、「その学校、学科、資格でなければならない理由」です。「その学校、学科、資格が一番良い理由」では決してありません。これは難しいものです。「●●でなければならない理由」をたてようと思えば、●●についてよく勉強しておかねばなりません。足も運んでおく必要もあります。「第一志望」と言ってしまう人は、そう言っているにもかかわらず、面接の時に、「今日初めてキャンパスに来て、この環境のすばらしさに感動しました」なんて言ってしまい、面接官に怒られたという冗談みたいな話もあります。

伝わらないのはこちらの問題

「真意が伝わっていない」
「そんなつもりじゃなかった」
「そんな意味ではない」
と面接後になってから後悔することはよくありますが、自分の発言を誰に伝え、誰が実際に聞き、その人がどう感じ、どう考えるのかをイメージしておくことは発言者の義務です。この時期はそろそろ学校を決めて、足を運び、施設を見て、先生の論文を集めて、読み、その学校に入って自分がどういった成果をあげようとするのかについてイメージを作り始める時です。悪しき大学受験の影響に染まってしまうと、そのような志望理由のための勉強を「余計なこと」思い込み、「そんなヒマがあったら勉強したい」と漠然と考えてしまいます。しかし、大学院受験や編入受験では、志望理由をたてるのも重要な勉強の一つです。自分で足を運んで、自分の目で見て、本心から、ここに行きたいと思える学校に行くことが大切ですし、そう思えるならば、理由もついてくるという流れができれば自然な形で志望理由を作ることができます。

面接で言ってはいけないこと

大学院受験や大学編入受験で使ってはいけない言葉はたくさんあります。これは学科試験だけではなく、研究計画、志望理由書、面接、小論文などすべてに共通します。

①「頑張る」系統
「努力する」も近いですが、使い方によっては使えます。しかし、「頑張る」は使い途はありません。理由として、大学に限ったことではありませんが、成果が求められる場面があります。例えば、「○○日までに●●を出してください」と求められて、「頑張ります」と応じられると、そこには「できないかもしれない」というニュアンスがこもっています。求めた相手からすると、結果が出るのかどうか見込みがたちません。またやる気があるのかどうかもわかりません。こういうときの答え方は
①「はい」②「いいえ」③「できるかどうかわかりません」
のいずれかです。②はほぼないでしょう。中途半端な回答は、誰の利益にもなりません。また、面接場面で例えば、「最後に言っておきたいことがあればどうぞ」と言われることがよくあります。そこで、「頑張りますのでよろしくお願いします」という人がいます。これも不適切です。勉強にせよ、研究にせよ頑張る必要があるなら、頑張るのは当たり前のことです。やはり具体的にどういうプランがあり、それをどのようにして実現するのかの戦略を言う方がはるかに効果的と言えます。

②ネガティブ系統
これは結構多いと思います。特に「できない」「無理」系統は是非避けて欲しいと思います。どういう分野の世界に行っても同じですが、「できない」人は不要です。冷静に考えると当たり前のことです。しかし、本人は「謙虚」のつもりかもしれませんが、すぐに「いやいや、私なんて……」と口にしがちな人は多いと思います。ひどい場合、「私ごとき」「私みたいなもん」と言う人までいます。これは「謙虚」ではなくて、「卑屈」です。卑屈な人は結構他人を不愉快にします。そのレベルは「傲慢」と同じくらいです。つまり、片方で、私みたいなもんと言いながら、片方では「そんな私を合格させて」とも言っているわけです。ネガティブ系統の別のパターンは、文字通り何でも「否定」から入る人がいます。これは性格的なものもあるかもしれませんが、対話者がなにか言うと、極論を言えば「いい天気ですね」と言われても「いや…明日あら雨らしいですよ」と、とりあえず無意味としか思えないことでも「いや」と否定をします。「はい…」と素直に言うと、なんとなく負けた気になると私にいった人もいますが、相手は結構不愉快になります。このような人は、他人との会話では、まずは否定せずに聞いてみることから訓練をしてみる必要がありそうです。否定から入る人は、実際はさておき、人の話が聞けない人と考えられてしまいます。

③対外向け以外の一人称
受験で使う一人称は、基本的に使うのは「私」です。日本語は複雑な言語で一人称単数がたくさんあります。「私」以外には「僕」「俺」「手前」「あたし」などなど。俗語を入れるとまだまだあります。特に男性と女性は使い分けがなされるようです。一人称を何と言うかで葛藤するという稀少な言語で、それはそれで文化としては素晴らしいと思うのですが、少なくとも入試場面では「私」以外は使用しないのが普通です。なぜか男性に多いのですが、かなりこだわりを持っている人もいます。いついかなる時も「俺」でなければならないと言う人がたまにいますが、もちろん試験では不適切です。はっきり言えば、余計なこだわりで、良い評価につながることはありません。常識知らずとしか捉えてもらえないでしょう。「僕」は必ずしも嫌われませんが、日常会話用語であり、公式な場で使うのは適切とは言えません。やはりTPO にあわせた言葉づかいができる能力が評価されると言えます。


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