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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

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コラム

9月入学賛成か反対か?

2020年5月12日

テーマ:京都コムニタスとはどんな塾か?

コラムカテゴリ:スクール

このコロナ問題の影響はこの国のあらゆる箇所に影響を及ぼしています。何の影響も受けず、自分のことだけ考えていられるのは、マスメディアと政治家だけでしょう。この人たちは自粛する気配もありません。自粛する人としない人をやり玉にあげて、面白おかしく報道して、同じ口が経済が危ないかのようなことを言います。この世で一番怖いのはコロナではなく、人だという声をたくさん聞きましたが、もっと怖いのはメディアで、さらに怖いのは総理大臣一味です。
感染者が増えているのか減っているのかについていよいよ数字が先行するようになり始め、そこから人の顔が消えつつあります。有名人がなくなると、一瞬だけ人の顔がよぎりますが、ほとんど、人が数字になる流れが止められなくなってきています。日頃、「人権」と騒ぐ人も、今は人権を守る方法がわからなくなってきています。自粛なのか、自主的経済活動の再開か、正解が見えない日々が続いています。少なくとも布マスクは不要です。仮に私がもらったとして、それを誰かにあげると言ったら、嫌がらせかと思われるでしょう。

こういった事態を招いたのは今の政権ですが、戦時中と同じで、戦禍を招いた政治家に収束させる能力はありません。あとは天に祈るくらいしか、政治はできません。まして今の政権は総理大臣を筆頭にその数字さえ誰も記憶していないという衝撃的な人々ですから、当然出口を描いていません。やる気がないのでしょう。普通の人々は、何らかのネガティブな影響をコロナと政治の二重で受けざるを得ません。となると、自分で考えざるを得ません。

朝の出勤時間帯、いくつかの駅の前を通ると、すでに通勤ラッシュのように人が集中している駅は複数あります。以前にも書きましたが、出口戦略がない以上、結局何が起こっても自己責任ということですので、だったら、自主的に活動を再開しようとするところは徐々に増えてくると思います。このあたりも今の政治家は、最近もてはやされている人々も含めてあまり興味がないのでしょう。
そろそろさすがに情報を隠しきるのは無理でしょうから、できる限り検査をして、陽性と陰性と経過観察とくらいにわけて、入院と隔離と自粛と問題なしとにわけて問題なし判定の人は動きださないと、違った意味での犠牲が出ます。理屈では問題なしの人が動いても感染拡大はあまりしないはずですから、その理屈くらいは作る動きは必要でしょう。もしかすると、衝撃的な数の陽性者が出てしまうのかもしれませんが、政府は把握できていないし、する気もないのですから、このあたりも自分たちで動きだす必要があります。自分たちの地域の医療崩壊も自分たちで回避する方法を考えないといけない時かもしれません。

教育機関は、実は早い段階から自分の判断で動いているところは動いています。教育が滞ると、長期的には(短期的にも)人材が滞りますから、結局は経済(だけではありませんが)にも悪影響を及ぼします。何度か書きましたが、大学は基本的にはとどまることなく、オンラインという形で4月から動いています。どうしても様々な準備期間がありますから、5月連休明けから正式に始まるというところがほとんどだろうと思います。聞き及ぶ中では、一部関東のそこそこ有名な大学ではアクセス集中によりLMSが機能せず、学部ごとにアクセスをしてよい時間帯を決めている学校もありますが、そういった脆弱性はともかく、走りながら、問題を処理して、学校を機能させようとしています。私が行っている大学は、いずれも事務方が休み返上でオンライン化を実現しようとしています。こういった大学人の努力には本当に頭が下がります。これがポストコロナにどんな影響を及ぼすかは、想像すると怖いですが、今をしっかり動いていくことが大切です。

先日、大学の方で、zoomを使って時間を短めに予約して、授業をしてみました。(失礼ながら)思っていた以上に皆さん対応してくれました。1回生なのに(失礼ですが)、素晴らしい対応力だと思いました。ただ一部PCだとzoomミーティングルームに入れなくて、スマホなら入れいるという人もおられ、原因がよくわかりませんでしたが、デバイスの格差はこれからの課題だろうなと思いました。

今の学生は、良くも悪くも従順です。入学していきなりオンラインと言われても対応してくれます。もし9月から学年が変わるといわれてもほとんどが対応してくれると思います。

今、9月入学がさかんに言われていますが、これも正解なき問題です。コロナ問題がなければ、生じなかった問題ですから、仮にこれを実行したいとするならば、様々なシミュレーションが必要になります。オンラインでもどれほどの問題が起こるかを、事務方も教員も様々議論しながらやっと実現にこぎつけました。でもこれは大学という施設がかなり充実した機関だからこそできることです。小学校、中学校、高校などはそう簡単な問題ではないはずです。
やるなら、まずやると決める。次にメリット、デメリットを整理する。どのくらいのコスト(お金もですが犠牲という意味でもあります)がかかるかを想定する。次に予算と準備期間の設定が必要です。まだまだ書ききれないくらいありますが、当然のことを言っているだけです。「政治が決断したらできる」と簡単そうに言う人はいますが、たぶんこういったことを平気で言う人は、経済、医療、地域、教育などこういった連鎖が見えない人か興味のない人です。なんでも力ずくでやれば、あとは何とかなると考える人が、こういったときにもてはやされるのは世の常ですが、これはこれで今の政権と同じくらい危険です。急ぐべきものは急いで、急がなくてもいいものは急がず、多数決せざるを得ないものはそうして、今、どうでもいいこと(公務員の定年延長)はやめて、という当たり前のことを当たり前にすることが、緊急事態の時には必要です。

①大学は4月から動いています。
②大学はすでに9月入学や卒業の制度はあります。
③留学等の不利益は、少ない犠牲でなんとかなってきました。留学経験のある知り合いはたくさんいますが、9月入学だから、ものすごく不利だったという人はめったにいません。ほとんどが別にどっちでもいいんじゃない、と考えています。
④9月始動を押し切るなら、まず制度設計が必要です。これは急ぐ事案ではありません。
賛成か反対かは設計された制度を見てから決めるべきことです。この当たり前のことを、緊急事態は忘れさせるのかもしれませんが、ここは重要です。

医療危機の回避、ワクチンや治療薬の開発、承認、とりわけ中小企業の支援、個人への支援、これらに比べると、緊急性は少ないといえると思います。それより、今、学校が止まっていることによって、不利益を受けている小学、中学、高校の学生に対する支援は、緊急の課題です。まず関係するのはこの学年と次の学年の人々です。




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