マイベストプロ京都
井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ)

京都コムニタス

お電話での
お問い合わせ
075-662-5033

コラム

第2回公認心理師試験振り返り⑩

2019年8月23日

テーマ:公認心理師

問36Alzheimer型認知症の患者に対して公認心理師が実施するものとして、不適切なものを1つ選べ。
①ADAS
②回想法
③COGNISTAT
④ケアプラン原案の作成
⑤認知症ケアパスへの参加

何度も言っていますが、今年はこういった単語だけが選択肢に並ぶことが多く、それもわかりにくいものが並んでいることが多かったという印象です。幅広いだけではなく、より正確な回答が求められたと言えるでしょう。認知症は昨年もたくさん出ましたが、今年も出ました。不適切を選ぶ問題は意外に迷います。①は尺度ですけど、これを公認心理師が実施すると言っているなら適切です。②は多分深く考えなくても適切です。あまり考えすぎるとかえって失敗しそうです。③は認知機能検査ですから①と同様でしょうか。④か⑤で悩みます。正解は④です。⑤は厚労省が認知症ケアパス作成のための手引き というものを出しており、そこに
1.標準的な認知症ケアパスの作成・普及
というものがあります。そこに
④ 行動・心理症状等が原因で在宅生活が困難となった場合の介護保険施設等での対応
があり、そう考えると、⑤は適切になるかと思われます。単語を選ぶのにかなりの労力です。


問37メタ記憶的活動のうち、記憶モニタリング(メタ認知的モニタリング)の下位過程として、不適切なものを1つ選べ。
①保持過程
②確信度判断
③既知感判断
④学習容易性判断
⑤ソースモニタリング判断

記憶の問題も必須でしょう。短期、長期の記憶は基礎として勉強しておいた方がよさそうです。
で、わかるのか、と言われると、ごめんなさいでした。解説作成チームの解答は①でした。そちらに委ねます。

問38反構造化面接について、不適切なものを1つ選べ。
①質問紙型の面接ともいわれる。
②質問を追加することができる。
③面接の前に質問項目を用意する。
④構造化の程度による面接区分の一種である。
⑤対象者の反応に応じ、質問の順番を変更する。

今年の問題作成者の大好物アセスメントでした。これは①です。前問と違ってサービスだったように思います。質問紙型の面接って、質問紙を使うってことなのかどうかもよくわかりませんが、少なくとも半構造化とは関係がないように思われます。



問39学校生活での悩みを持つ思春期のクライエントとの面接に関して、保護者への情報提供に関係する対応として、不適切なものを1つ選べ。
①事前に、秘密や記録の扱いについて関係者と合意しておく。
②保護者から情報提供の依頼があったことをクライエントに知らせ、話し合う。
③クライエントの意向にかかわらず、秘密保持義務を遵守するために、保護者からの依頼を断る。
④相談面接において、特に思春期という時期に秘密が守られることの重要性について、保護者に説明する。
⑤保護者に情報提供することで、保護者からの支援を受けられる可能性があるとクライエントに説明する。

これは公認心理師の職責の秘密保持義務ですから、公認心理師法に基づきます。これも今後も出るのは間違いないので、出題バージョンを考えておくことが望ましいでしょう。これは不適切を選ぶ問題ですので、注意しましょう。③が解答ですが、これは公認心理師試験としては良問で、臨床心理士と必ずしも一致しない点をついてきています。これからもこの種の問題は出る可能性が高いので注意しておきましょう。


****************************

公式ホームページ
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
入塾説明会情報

公認心理師国家資格対策講座
公認心理師 全国模擬試験
ご質問・お問い合わせはこちら

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

REBT(論理療法)を学びたい方はこちら
日本人生哲学感情心理学会の理事長を務める心理学者
日本人生哲学感情心理学会

この記事を書いたプロ

井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(京都コムニタス)

Share
関連するコラム