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コラム

公認心理師か臨床心理士かどちらがいいのですか?(続)

公認心理師

2017年9月20日

ずいぶん前に(2014年)、公認心理師か臨床心理士かどちらがいいのですか?というコラムを書きましたが、今となっては情報が古くなりましたので、少し更新したいと思います。今も尚、この質問は受けるのですが、現段階の回答としては、「両方取れるなら取りましょう」ということになります。今、私たちが最も気にしているのは、現時点の大学4回生の心理学未修者で、これから臨床心理士指定大学院を目指す人です。この人たちが、公認心理師を取れない可能性があります。どの役所かは言いませんが、「指定大学院を出た後、大学に編入して、再度大学院に入れば取れます」というマジメか、嫌みか、慇懃無礼かわからないような回答が返ってきましたが、こんなに不合理な話はありません。このような方々が、公認心理師を滞りなく取れるように整備すべきです。時期が悪かったということだけで、救済が一切ないというのは、あまりにも不公平です。公認心理師関係役所は、どうも学部の単位というものにこだわりが強いようです。私の勝手な憶測ですが、いずれ、大学側が選抜制にすることを望んでいるかのようです。すなわち、現時点でほとんどの臨床心理士指定大学院が「公認心理師も取れる」という立ち位置を取ろうとしていますし、そうせざるを得ないと思います。公認心理師養成コースを別に作ることは不合理すぎるからです。臨床心理士養成の側としては、この立場を堅持することが重要と見られます。しかし、「学部の単位と実習(80時間)を取ってから卒業という義務は、当初は「現実離れした無茶ぶり」と見ていましたが、いざ取材を進めてみると、どの学校も実習先の確保に苦労しています。しかもその実習は、正式な学部でも学科でもコースでもない資格のために必要で、臨床心理士指定大学院に進むには不要なものなのです。しかし、これがいずれ大きな足かせになりそうです。つまり、学部で実習を取って、大学院に進んで公認心理師を誰も取らなかった場合、その後の実習先確保が難しくなります。公認心理師は、実質的には大学院に行かねば取れない資格であるため、詰まるところ、大学院に進む意思のない人に実習をさせるわけにはいかなくなる可能性が高いのです。国家資格である以上、何名輩出できるかは、大学にとっては重要な広告宣伝情報になります。一度養成が始まると、輩出がゼロの年は作りたくないと思います。もちろん、今の段階では「それでも構わない」と仰る先生も多いと思いますが、数年たつとそうはいかないのではないかと予測します。例えば、学部で臨床心理学科50名の学生がいたとします。この50名全員に実習に行かせるのは至難です。そのため、ある程度の「ハードル」を設けることになるはずです。そのうちにそのハードルに「将来大学院に行く」というものがついてくるという予測です。詰まるところ、数年後には、臨床心理学の学部で公認心理師の実習を積ませる以上、臨床心理士指定大学院に行き、両方の資格を取れる状態の人に来てもらいたい、ということになると思われます。
一歩間違うと、選抜テストが行われてしまうと、公認心理師が臨床心理士の上位資格になりかねません。どうも厚労省は、そのような意図を持って、学部にこだわっているのではないかと邪推してしまいます。したがいまして、今は、「両方取れるなら取りましょう」が結論です。私としては、上位下位のない資格になっていくべきなのではないのかなと思っています。




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