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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

社会人の面接対策

2017年3月27日

テーマ:社会人入試

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

社会人の方々が英語よりも不安に感じるものとして、研究計画や面接があります。臨床心理士指定大学院に限定すると、やはり心理士としての適性が見られますので、それを意識した対策が必要です。自分のどういったところが心理士にむいているのかを、根拠を示して言葉にすることが重要です。また、これまでの社会人経験が心理士になるにあたって、どのように活かされるかも練っておきたいところです。その上で、どんな心理士になりたいか、どのような人の助けになりたいかを明確にしておきます。面接会場で社会人の方々に求められることは、簡単に言えば、これまでの実績を大学入学後にどう活かすかということです。社会人の方々には、これまでの経験を紡ぎ合わせれば、何らかの実績と呼べるものがある場合が多いと思います。よく「主婦しかしたことがない」という人もいますが、主婦も立派な実績です。要は、それを余すところなく活かす言葉が大事なのです。どんなに立派な実績があっても、当の本人が「つまらないもの」と考えていたのでは、本当につまらないものになってしまいかねません。それよりも適切な自己評価をして、それをより効果的に読み手にわかってもらえるように書くことを意識すべきです。
社会人経験があって受験をする際にうまくいかないと思われる人は、いくつか例があります。私が特に気になるパターンは、教師経験のある方で、臨床心理士指定大学院受験を考えておられる事例です。臨床心理士の資格を教師と比べて下位においており、「あった方がなんとなくいいから」くらいの理由で臨床心理士資格取得を考えているというパターンです。臨床心理士資格を下位に置くという考え方では、必ず失敗しますので、できればその考え方は捨てて頂きたいと思います。このような考え方は、気付かぬうちに強い反感を試験官から受けてしまうこともあります。
次にリストラカミングアウト組です。これはどちらかというと、看護学校受験に多いのですが、「リストラをされたから、何か手に職が欲しくて」という人もたまにいますが、もちろん不適切です。仮にそうであっても言う必要自体がないと私は思うのですがつい言ってしまう人もいるようです。言い方は悪いのですが、リストラをされたことと次のステップとは、基本的につながりはありません。何かのきっかけにはなるかもしれませんが、「リストラされなければ、受験はあり得なかった」と言っているようなものです。できれば社会人の方は、これまでの社会人経験をどうやって次の学問に活かそうと思っているか、なぜ、社会人経験を持って、次のステップに移ろうと思ったのかについて、建設的な見解を構築しておくことが望ましいと言えるのです。


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