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コラム

志望動機と志望理由の若干の違い

志望理由書の書き方

2016年9月9日

今、受験の近い人は、面接対策に力を入れています。私の言う面接対策とは、単にこちらが本番の雰囲気を出して質問をすることではなく、生徒が質問を作って私にぶつけ、私がすべてに答えます。質問を作ることに意義があります。自分で作った問題は記憶しやすいものです。以前、一度あった質問ですが、志望動機を最初に聞かれたあと、しばらくして、志望理由を聞かれたことがありました。そこでフリーズしてしまい不合格になったとのことでした。確かに、これは急に聞かれると、パニックになるかもしれません。そして、二度、同じことを言ってしまいそうです。しかし、理由と動機は、混同されることもありますが、それなりに違いますので、一応の区別をしておく必要があります。そもそも言葉が違うので、当然と言えば当然でしょうが、「理由」は、
「 物事がそうなった、また物事をそのように判断した根拠」
「論理的関係においては結論に対する前提、実在的関係においては結果に対する原因」
このあたりが辞書的定義です。
「動機」は
「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」。
「心理学で、人間や動物に行動を引き起こし、その行動に持続性を与える内的原因」
「倫理学で、行為をなすべく意志する際、その意志を規定する根拠」

一見してわかるのは、動機は、個人的、あるいは個人の内的なものであり、理由は、普遍的で、誰が見てもそうなる根拠ということになります。つまり、志望動機はきっかけに近い言葉で、普遍性はなくとも、自分個人の出来事でも良いということになります。一方、理由は、個人的なことではなく、誰がどう見ても納得のいく、普遍性が要求されます。志望理由と志望動機もそのくらいの違いがあり、どちらかというと志望理由の方が難しいと言えます。裁判でも判決文には、「本件控訴は理由がないものとして棄却することとし、主文の通り判決する」などという締め言葉が書かれます。もちろん、この理由は、誰がどう見てもこの結論になるという意味でもあります。

志望理由は、「○○でなければならない理由」で動機は「私が○○がいいなと思った理由」と考えればわかりやすいかと思います。例えば、「志望理由」が問われて、「私が○○大学がいいと思った理由」を言ってしまうと、「それならウチの大学でなくてもいいのでは?」などと言われてしまうことがよくあります。実際に求められるのは、理由の方が多いと思います。動機は不要という先生もおられます。
動機ををうまく使うと効果的なのは、研究計画です。これは任意で使います。よく序盤で書くのは、「研究の動機」で、個人的に問題意識を持つに至った出来事を書くのはよくあることです。うまく使い分けるようにしておきましょう。


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