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コラム

思考のエラーチェックをしなければならない理由

勉強方法

2015年9月15日

前回は思考のエラーチェックについて書きました。通常当塾では、このあと、例えば文章等、書かれたもののエラーチェックをするのですが、エラーチェックをすることで、「おかしいものはおかしい」と言えることが重要なのです。正しいことを言ったり、したりすることは、本来できたほうが良いのですが、容易なことではありません。しかし、間違っていることに気づくのは、それほど難しいことではありません。

例えば、論文の中に「謎の○○支持者が出現した」なんてことを書いたら、その人の知性が問われます。「誰やねん」ってツッコまれるでしょう。魚の図鑑の中に「謎の魚」がでていたら驚きます。料理のレシピの中に、「謎のスパイスを使用する」なんて書いてあったら、こわいでしょう。そんなことがあり得てはならないのです。「出現した」と言い切るからには、当然、「謎」であってはいけません。テレビのバラエティ番組なら、そういったこともエンターティメントになるかもしれませんが、論文は、謎があるなら、それを解き明かしてから、執筆を始めないといけません。証明できないことを論文に入れたのでは、全体の証明構造が崩れてしまいます。こういった基本的なことができない人は、ごくまれにプロを名乗る人間にもいるようですが、私たちはそうであってはいけないのです。地道な調査を行い、資料を集め、それを丹念に読み、その資料が物語ることを考察し、少しでもこれまで発見されていない事実に迫るのが仕事です。「謎の・・」なんて言ってしまったのでは、全てが文字通り台無しです。

だから、そうならないためのエラーチェックなのです。これをすることで、正しいものは正しい、間違っているものは間違っていると、当たり前のことが言えるようになり、「謎の・・」などといった滑稽なことを言わなくなります。例えば、モンスターペアレントなどもそうです。よく考えずにテレビなどのイメージだけで発言してしまうと、小論文でも、堂々と「私もモンスターに出会ったことがある」などという事例?を出す人もいます。しかし、そこだけ読めばあまりにも滑稽な話です。「いやいやモンスターには出会わんでしょ」と素朴なツッコミが入るでしょう。思考にエラーがあると、人を人として見なくなってしまう傾向が出やすくなります。論理的なものを扱う際に、最も忌み嫌われるのが差別、偏見です。これは最悪の部類です。「謎の・・」の人もそうですが、人を軽視して、相手の人物像に興味がないと、こういった現象が簡単に起こり得てしまうのです。差別をしてしまっている自分に気づき、それを正していくことは非常に重要なことです。あまりこういったエラーを放置しすぎると、頭の中が差別と偏見の塊になってしまい、「ナントカ大学を出ていない人間は、○○業界にいてはならない」といった愚か者全開の発言を、あたかも良いことをしているかのように言ってしまいます。

大学院に行く人はこういったことを言わない、あるいは思っても、少し慎重になって発言する自分を先に作っておき、その上でできる限り正しいものを追求できる頭と身体を作っていく必要があり、そのために自分を磨いていきます。
この意味で、エラーチェックは非常に重要で、一番最初にすべきことなのです。



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