40代ですが、看護大学に編入するのは無理ですか?
奈良県立医科大が、来年度より看護大3年次編入を廃止する予定です。
こちら
近年、当塾ではこちらの学校を受験するのは、大学院の助産師課程が多く、
編入を受験する人はほとんどいませんでした。この学校は、地元色が強く、
奈良出身の人がいなかったことことが大きな要因です。
編入を廃止する理由として、
「志願者数の激減及び専門学校、短期大学の卒業生にも
大学院進学の道が開かれている等の理由」
とされており、この入試が、発足当初と比べて変化してきていることがわかります。
私がこの入試を手がけた頃は、看護師になるという選択をした時点で大卒資格を
放棄すると受け取られる風潮があり、それを打破すると言う先生もおられました。
だから、最初はあまり、保健師だとか助産師の資格を取ることを目的とする人は
多くありませんでした。しかし、徐々にこの入試は、保健師や助産師の資格を
取るための入試という認識に変わってきました。そして、最近になって、
保健師と助産師受験資格取得は、学内選抜者に限られることになったことで、
志願者が減少しました。それに伴い(どちらが卵か鶏かはわかりません)、
大学側も定員を削減しました。滋賀県立大学や神戸市看護大学などは
大幅に削減されました。また大阪大や神戸大は保健師受験資格を
大学院修了資格にすることをすでに公表しており、学部では取得できなくなります。
このような変化は、看護学系大学として私立大学が増加していること、
京都でも、京都看護大学、佛教大学、京都光華女子大学、同志社女子大学
などで最近看護学が設立されました。また京都学園大学でも新キャンパスで
看護学科が設立される予定です。
例えば保健師受験資格は、佛教大学:保健師15名、同志社女子大学:保健師10名
京都光華女子大学は保健師45名(助産師10名)と多く、合格者も出しており、
合格率は100%とのことです。
京都だけでもこれだけ保健師を輩出するようになると、国公立大学の役割も
変化させようとする動きがあっても不思議ではありません。
現時点では、より高度な看護学を学べる環境を設定しようとしていることと、
大学院の充実化を図り、研究者や教員を養成すること、より資格を高度化すること。
このあたりが目指されているようです。
これからも少しずつ変化が続くと思いますので、受験をお考えの方は、
この変化についていき、適応した上で、適切な受験戦略をたてることと、
国公立をお考えの方は、常に大学院を意識していくことが必要になってくると考えられます。
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