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井上博文

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コラム

真に迫る

面接対策をしていると、よく「もっと真に迫ってくれ」と思うことがあります。
面接は、この「真に迫る」ことが重要だと私は考えています。
とりわけ適性が見られるところは、これを強く意識しておく必要があります。
当塾の生徒さんは、よく勉強をしますので、面接対策もしっかりしています。
しかし、その分、融通がきかないというのでしょうか、覚えたこと、暗記したことを
そのまま言うことにのみ意識を集中してしまい、どうすれば真に迫ることが
できるかという視点が欠落してしまうことが少なくありません。

「真に迫る」とは真実に迫ることですので、ある意味、必ずしも事実を
伝えなくても良いということも踏まえておきたいところです。
私の面接対策の基本中の基本は、カミングアウトの禁止です。
その上で、相手の欲しい人にどれだけ迫れるかを徹底して考えます。
相手は何でもかんでも本当のことが知りたいわけではありません。
また、受験者のすべてが知りたいわけでもありません。短い面接時間で
その人のすべてを知ることは不可能です。
要するに、質問をしたことに対する情報が欲しいのです。
よって、質問を受けた側は、できる限り、誠実に質問に対する回答をすれば良い
ということになります。

また、真に迫ることは、嘘をつくことではありません。嘘はつかず、だからといって
すべて事実を語るのではなく、相手の欲しい情報を、ピンポイントで
提供するのです。

私が必修の授業や個別の面接対策で、生徒に伝える喩えとして、
「自分がケーキ屋さんのケーキになってみたら」
というものがあります。ケーキ屋さんのケーキは、よほどのファンでもない限り
個別の名前は知らないでしょうし
(最近はとりわけ覚えにくい、というより一回で読めない)
食べても、嫌いな人でもない限り「おいしい」と思います。例えば5つほど
ケーキを買ってきて(もらって)、箱の中からどれかを選ぶというシチュエーションは
よくあると思うのですが、その場合、どれを選ぶかは、その時の気分と感性と
好みによるところが大きいと思います。
それでは、ケーキを買う時はどうかというと、かなり吟味すると思います。
同じようなものを5つ買うか、一つとして同じものがないように買うか、
誰か食べる人をイメージして、その人の好きそうなものを選ぶか、
かなり考えると思います。
では、選ばれる側のケーキになったとしたらどうでしょうか。
正確にはケーキを作って売る側ということになりますが、
例えば、客からショートケーキとチョコレートケーキと、どちらがおいしいと
質問されても、「こちらの方がおいしいです」とは普通は言わないでしょう。
それぞれの特徴と違いを言いながらも、どちらもすばらしくおいしいことを
主張するでしょう。間違っても、「隣のケーキ屋さんの方がおいしい」
「実は卵は近くのスーパーで買っている」「実は牛乳が賞味期限ぎりぎり」
「今日はチョコレートが足りなかったからはコンビニにダッシュした・・」
なんて余計なことは言わないでしょう。
「ケーキのおいしさ」というのは、とても難しい問題です。結局は顧客(面接官)が
選ぶわけですから、少なくとも顧客の心の中で、「世界で一番おいしい」
「最高のケーキ」「日本一自信がある」などなど、良いイメージを持ってもらい、
その上で、自分のできる最高のものを提供するという努力が必要です。
もしかすると、顧客には言えない、「実は・・」もあるかもしれませんが、
それよりも、どれだけ「おいしいか」「良い商品であるか」を言葉にする方が
優先されます。
ただ、おいしいだけでは売れないでしょうし、アピールは上手でも商品が
悪ければ、やはり売れないでしょう。
ここに少しでも迫ることが、私たちが手がける受験の面接における
「真に迫る」です。



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