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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

ウソつきは最後に痛い思いをする

2011年9月10日 公開 / 2014年2月11日更新

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

以前、ある弁護士が書いた本をパラパラ読みしていると、
世の中(裁判の世界を指すと思います)には「本当に悪い奴」は
百人に一人はいるそうです。そういう奴は、総じて
「平気でウソをつく」そうです。私たちのように研究を生業と
する者は、普通、ウソはつきません。徹底して証拠の裏付けのある
事実を提示することが仕事です。しかし、「悪い奴」は全く逆を
行きます。例えば言ったことを、全く悪びれることなく、
こっちが間違ってるかのように、理屈をつけるでもなく、
本当に平気で「言ってない」と事実を曲げます。こういう奴と
相対すると、普通の人は、経験したことのない驚きを
得てしまい、一瞬たじろいでしまいます。そして、「悪い奴」は
そういうたじろぎを見逃しません。一気呵成に「お前が悪い」と
関係ないことを根拠に攻め立てます。そしていつの間にか
ウソをつかれた方が悪者にされてしまうのです。
私はこういう「悪い奴」を「珍獣」と呼んでいます。
恐らく普通の人間ならまず言えないことを、平気で言える
その恥知らず度合いが同じ人間とは思えないことから
そう呼んでいます。先述の「悪い奴」は百人に一人だ
そうですが、私はこの「珍獣」と呼べる者を三人知っています。
その点からして、千人に一人くらいの確率でしょうか。
この者たちは、私の中でですが、「キングオブ悪い奴」です。
私の知り合いの弁護士の先生に聞くと、裁判ではもっと悪い奴が
いるそうですが…
こういう「珍獣」は、関わらないのが一番なのですが、
いつの間にか関わってしまい、珍獣の毒牙にかかり、
悪者にされ、寄生しているのは自分のくせに、被害者を
寄生虫呼ばわりする。特に資産を持っている人のところに
どこからともなく現れ、寄生し、罠にはめ、心を壊し、
体を病ませ、そして資産管理ができなくなったから、俺が管理する
などと言って名義を変えたりするのです。
「珍獣」の本当に恐いところは、被害者の人生に食いつくところです。
言わば、心が壊れるまで、体が壊れるまで、ウソで絡めとり、
奪うものを全部奪う。同時進行で複数の相手と関係を持つのも
「珍獣」の常套手段です。婚姻関係(実際は入籍しない)を持ったように
装い、毎日帰って来ない。何故か理由を問うと、問うた方を罵倒する。
あるいは自分は「大物」故に、トップシークレットの仕事を
しているなんてことも平気で言います。私の知る「珍獣」は
「公安関係」「秘密組織」で仕事をしている。そして国から
「64万円」の給料をもらっているといっていました。
こんなバカな話を信じる方が悪い、と多くの人がそう思います。
しかし、「珍獣」は人生に食いつくため、被害者はウソとわかる、
あやしいと思う、くらいは当然考えるのですが、ウソのまま
流してしまい、ウソと証明することを逆に良しとしないように
考えてしまうのです。また「珍獣」に対する情も湧いてしまうことも
手伝ってしまいます。「珍獣」はそれも計算にいれて、被害者を
食らい続け、さらに増長するのです。「珍獣」をやっつける方法は
どこまでも事実を出し続けることです。ウソを徹底的にウソと証明する
ことと言えます。論理が助けてくれるはずです。心当たりのある方は
是非高い知的武装をすることを心掛けていく必要があります。


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