倉本和幸プロのご紹介
空調設備を通して多くの人の喜びにつなげていきたい(2/3)
隠すから魅せるへ。枠にとらわれない発想力で新たな価値を創造
夏はうだるような暑さ、冬は底冷えする京都の気候。より多くの人が快適に過ごせるようにさまざまな空調ニーズに応えてきた同社ですが、風情ある街並みや貴重な文化資産を多く持つ「歴史都市京都」ならではの声が聞こえてきたと言います。
「『京都のたたずまいに真っ白の室外機はミスマッチ』地元の方や観光客から多くの不満の声を頂きました。景観保全のために木製の格子囲いを室外機カバーとして用いられることもありますが、エアコンの効きの低下やメンテナンスの際に手間がかかるなど多くの問題点も抱えていました。もっと簡単にコンパクトに折りたためて、機能的かつデザイン性の高いものを作れないかと考え始めました」
そこで倉本さんが目を付けたのが日本文化である「おりがみ」です。和紙を糸にして織り上げ、安全を最優先に撥水・難燃加工を施しました。日本の伝統文様をモチーフに開口をデザイン化し、排熱の通気性を確保しました。
このアイデアは京都市にも評価され、京都景観賞景観づくり活動部門で奨励賞を受賞。「今までは建物になじませるための“隠す”という手段しかありませんでした。しかし隠してかつ“飾る”ことにより、新たな価値を生み出し、より京都の魅力や日本の心を伝えていければ嬉しいですね」
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