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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

空調リユース機の設置で頭を抱える相談は

2013年8月9日 公開 / 2014年3月19日更新

テーマ:空調工事の疑問、一答涼暖!

コラムカテゴリ:ビジネス

事務所や店舗の移転などの際、
今までご使用の空調機をリユースしようと思い、
取り外して保管しておられるところがございます。

そんなリユース機の設置で
ウチの会社が快く対応させていただけるケースは
正直あまりありません。
それは、撤去時の処理作業や保管状況が望ましくないからです。

室外機に冷媒ガスを封入する作業(ポンプダウン)や
異物が入らないようにする配管接続口のテーピング処理など、
基本作業を適切に行わず放置された空調機は、
再び取付けたとしても運転しない可能性があります。

従って、ウチの会社ではそういうリユース機に対し、
まずは取付工事をした上で動作確認をし、
ガス圧や部品交換などのチューニングを必要時には実施します。
もちろん、この費用は取付工事とは別になります。

取付工事で問題なくリユース機が運転すると思っている人達には、
チューニングが必要になるケースの認識など全くありません。
ですからチューニング費用の話なんて、当然聞く耳もたず・・・
ズバリ、これが頭を抱えるところ!

本来は、撤去した業者に依頼するのがベスト!
それは、施した作業を把握しているので
チューニング実施のリスクが軽減されるからなんです。

空調リユース機に関しては、
このアタリのことを十分に踏まえた上で
ご検討いただきたいものです。

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