徹底した学習計画に基づく個別指導で、京大合格へと導く（3/3）

部活との両立も奨励し、やる気と素直な心を大切に育む

石丸さんは学生時代に家庭教師派遣業を始め、京大2回生ですでに塾の経営に着手。初めて生徒を教えてから今年で21年目となります。「塾を経営する魅力は、できないことをできるように導き、人生が変わるくらいの劇的な変化に携われるところ。人のきっかけに立ち会えるところがやりがいにつながっています」。驚くべきことに「スポーツや音楽、学校生活も犠牲にしなくていいのです」と石丸先生。むしろ、勉強一筋よりも、自分の好きなことに打ち込める人のほうが勉強も伸びるのだといいます。

「保護者の方々にぜひお願いしたいのは、可能性の芽を摘まず、応援してほしいということ。やるべきことをやれば十分に手が届く可能性があるのに、現時点での偏差値にこだわって私には無理、僕には無理と本人が言うケースが少なくありません。さらに本人がやる気なのに、保護者が無理と決めつけるケースもあります。大切なのは現時点での偏差値ではなく、京大に入学したいという強い意志と、周囲からのアドバイスを実践できる素直な心なのです」

東大と並び称される京大ですが、大学としての魅力は上回ると、石丸さんは強調します。「目先の成果を追究するのではなく、人類に役立つ真の学問に、たっぷり時間をかけて取り組む環境だからです。京大を目指し、関東など遠方から引っ越してきて、京大紅萌会で学ぶ方もいらっしゃいます」。合格者の数を増やすことも目標ですが、石丸さんが見つめるのはあくまで塾生一人ひとり。「目指すは、全員合格。京大合格率100%が目標です」

（取材年月：2014年3月）

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