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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ)

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

MACはデザイナーにとって

最近はMACを使えないとデザイナーにはなれません。
これは間違いなくなれません。

私は常々、最近の学生と話す機会があるたびに
「今の方が昔に比べて、デザイナーになるために勉強しないといけないことが多い。」といっています。別に学生に説教じみたことをいいたいわけではありませんが、これは紛れもない事実です。
私が学生からデザイナーという職に就いた頃は、すべてがアナログでしたから、覚えるテクニックといえば、ロットリングや烏口できれいな線を引き、絵の具でべた塗りをきれいにすることくらいのものでした。
ですから、それ以外の時間は「デザイン」というものの基本や応用を勉強することができました。
ところが現在は、デザインの応用どころか絶対に必要な基礎の部分も勉強する時間がないほどMACの操作やアプリケーションの使い方を覚えなければなりません。
実際、卒業したての学生は、いくら学校でMACを使っていたといってもまだまだ使いこなせるという域にはほど遠く、入社当初はまず、一人前にMACの操作ができるようになることから始めなくてはなりません。
そして、ようやくMACが使えるようになってから「デザイン」というものを学びだし、それを覚え立てのぎこちないマウスで具現化していくわけですから、納得のいくデザインとして認められるまでには相当の期間が必要になります。
若手のデザイナーでMacの表現力だけに頼った作品をよく見かけますが、それはある意味仕方のないことなのかもしれません。

私たちの世代は、ゆっくりとMACが世間に浸透しましたし、MAC自体のパフォーマンスも上がってきましたので、それに併せてゆっくりと勉強できました。そういう意味では大変恵まれていた世代かもしれません。

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