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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ)

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

特定サービス産業実態調査 京都の傾向

特定サービス産業実態調査の昨年データについて何回か続けて書いてきましたが、ここで京都の傾向を全国平均と撮らし合わせて一通りまとめてみます。

簡単に言ってしまうとデザイン業について京都は
「小規模でひとりあたりの売上高が低い」ということがいえます。
1事業所あたりの平均人員数が全国平均で4.5人なのに対し京都は3.7人です。
全国の都道府県別に見て京都はどちらかというと大都市を抱えたデザイン業にとって優位な方であると思えますが、実際には地方よりも経営基盤が弱いと思われる数字が出ています。

これは私の勝手な推測ですが、京都の場合デザイン業といえども比較的小規模の呉服や和装関連、テキスタイル系の方も含まれていますので、どうしても1事業所あたりの人数は少なくなります。
ひとりあたりの売上に関しては、京都の場合明らかにデザイナーの供給過多の傾向があります。
この供給過多というのは必然的に単価の下落を招きますので、1人あたりの売上も下がるということになります。
ただ、デザイナーの勤務状況を考えると供給過多というのはそのまま当てはめて良いかどうか難しいところですが、クライアント側の企業にとっては供給過多であるということは間違いないでしょう。

もう一つ京都が他の都道府県と明らかに違う点があります。
それは地元にたくさんのデザイン教育機関があるということです。
街の人口の割合でいえばデザインを学ぶ学生の数は全国的に見ても圧倒的に多いはずです。
ましてやデザインの学校に行くというのは他の都道府県の学生にとってはかなりイレギュラーなはずですが、京都の場合学校自体がたくさんあるので、比較的気軽にデザイン系の学校を選ぶ傾向があります。
その結果、毎年卒業生がたくさん送り出されますので、他の都道府県よりもデザイナーがいくらでもいるという環境ができあがってしまうのかもしれません。

5年、10年先の京都のデザインビジネス、それは今デザイナー自身がどういうビジョンを持って、どういう仕事をし、どうクライアントに接していくかということ以外にも、京都という街の特長を捕まえ、いかにそれに沿った方針を打ち出せるかが課題だといえるでしょう。

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