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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ)

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

二極化するデザイン業界

今回はデザイン業界における勝ち組と負け組の二極化についてです。
私はどんなに景気が悪いときでも、その業界自体が衰退していなければ、必ず業界内に勝ち組がいると思っています。
景気が悪いときは少数の勝ち組と大多数の負け組、反対に好景気の時は多数の勝ち組と少数の負け組、そんな風な構図ではないかと思っています。
さらに、世の中、おおざっぱに見れば「得した人」がいる以上は必ず同じ分だけ「損した人」がいるはずなので、「不景気だ、不景気だ」という「損した人」がたくさんいればいるほど、どっかに得した人がいるはずだと思っています。

そういう想いをデザイン業界に当てはめてまとめてみました。

●二極化する業界の構図
◆スキルの二極化
もともと学習意欲の少ない人材が多いデザイン界において、その中でも意欲の高い人材と、逆に低い人材とのスキルが経験年数を積めば積むほど広がる傾向にある。また、在籍する事業所の方針によってもスキルの蓄積に差が出るため、さらにその状況に拍車がかかる。
◆収入の二極化
事業所の業績やデザイナー個人のスキルが二極化すれば、当然その収入も二極化する。しかも、生涯賃金での比較になればさらにその差が拡大する。いわゆる独立組と社員組での差が着目されがちであるが、独立組同志の中でも差が拡大しており、社員組より二極化が激しい。
◆受注内容の二極化
受注のために価格を下げたり、報酬無しのデザインコンペに参加することが多い事業所では、どんどん受注内容が低レベル化する傾向が強い。逆に、「そこでしかできない」という強みを持っている事業所はどんどん専門性の高い仕事が集まり、受注内容でも二極化が強まる。
◆デザイン事業所のレベルの二極化
受注内容が二極化し、その傾向がさらに強まると、デザイン性が低く料金優先の仕事(DTP中心で数をこなす)が集まる事業所と、デザイン性が高く料金も維持できている(独創性があり、自社のコンテンツをしっかり持っている)事務所が差別化される。
◆東京と地方の地域格差による二極化
従来型のメディア(電波や出版、広告など)では東京に一極集中が強まり、デザイナーの知名度は明らかに東京の方が高い。大手企業の広告物などは東京からの流用が普通なので、地方発信のコンテンツが全国に広がることが少ない。
今後のネット社会では地方発信のコンテンツが注目される可能性があるが、それに対する方法論を事業所として模索しているところは少ない。

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