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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ)

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

色の蘊蓄 3 「グレー(灰色)」

色彩論的には「グレー」も無彩色です。
ただ、私個人の見解としては、「黒」の無彩色と「グレー」の無彩色は少し違うと思っています。
色彩論的には見えがかりの色を基準に判断しますので、「グレー」も無彩色と言うことになっていますが、色というものは本来、光をプリズムに通したときに見える虹のような色のどの部分を反射しているかで、何色かが決まります。
空が青いのは青い光だけを反射しているからですし、赤いバラは赤い光だけを反射しているのです。

では「グレー」はどうでしょう。
「グレー」はグレーの光を反射しているわけではなく、どの色の光りも均等に反射しているのです。その反射の強さで「グレー」の暗さ(明度)が変わるのです。

ですから、いいかえれば「グレー」にはあらゆる色が入っていると言うことになります。
あらゆる色が入っているということはどういうことかと言いますと、どんな色を隣に持ってきてもグレーの中に本来仲間の色がいますので、ケンカすることなく上手い具合に調和してくれるのです。
ですからファッションやインテリアにおいても「グレー」を基調に持ってくると後はどの色を隣に持ってこようが失敗することはないのです。

「黒」の場合は逆に何の色もないわけですから、どんな色を持ってきてもケンカする相手がいないので、これも問題なく配色できるのです。

よく、ファッションのコメントなどで「黒」や「グレー」との配色がすばらしい・・・、などと言っている評論家もどきの人がいたりしますが、それは非常に偏った意見で、単なるその人の好みやその年のトレンドであるだけなのです。

ですから、自分のワードローブが「グレー」や「黒」中心の人は、それに合わす色にあまり臆病にならず、どんどん冒険をしても大丈夫なのです。

さあ、明日のスーツには、一度冒険をして今まで合わせたこともないような色のネクタイを合わせてみましょう。
きっと色あわせが少しは楽しくなるはずです。

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