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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ)

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

景観は止まっているものだけでできあがっているわけではない

京都の景観問題、様々なところで議論されていますが、どうも景観問題というと建築物や看板など底にとどまっているものばかりが議論の対象になっている気がしてなりません。

景観というのはその場所の空気感であり、そこに流れる時間や匂いも含めてのものであるといえます。
いくら景観の基準をクリアした建物に同じく基準をクリアした看板が着いていたとしても、その前をひっきりなしに行き過ぎる公共交通機関や宣伝カーがせっかく守ろうとしている景観を台無しにしているという事例をよく目にします。

私がいちばん問題だと思うのは、公共交通機関の派手な車体広告。一部の私鉄や京都の市バスの車体広告は明らかに景観を無視しています。
建物ならたとえ景観を乱していてもその場所から動くことはありませんが、京都市の市バスは市内をくまなく走っています。せっかくの観光地に行って行政が言うようにマイカーではなく公共の交通機関を使おうと思ったら、およそその場所に似つかわしくない車体のバスがやってくるのです。

景観というのは規制で押さえつけるだけでなく、守ろうとする人々が住む地域全体で考えるべきもの。まずはその意識を共有することが大切です。
規制を強めても必ず抜け道探す奴らが出てきます。それをまた規制で締め付けても、いたちごっこの繰り返し。
それよりもまずは景観を守ろうという道徳心の育成こそが大切なはずです。

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