上田寿代プロのご紹介
要介護の高齢者が自分らしく暮らすための賃貸住宅を運営(3/3)
入居者と地域の人たちとが楽しくふれあえる場所も
宇治の花火大会も見える開放的な屋上では、2009年の夏に近所の人を招いて盆踊り大会が開かれました。またマンションの敷地内には、入居者と近隣の人々が一緒に楽しめるよう、昔の蔵を改装したカラオケ喫茶も用意。元気な人たちとふれあう機会があると、入居者も「自分も頑張ろう!」と生き生きしてくるのだそうです。
そんな機会を設けたことで、近所の人から、デイサービスの雰囲気や高齢者用の住宅について聞かれることも多くなり、介護や高齢者の暮らしへの関心を持ってもらうきっかけにもなりました。「地域の方々にここの運営を温かい目で見守っていただけるのは、本当にありがたいですね」と上田さん。
上田さんもスタッフも、この仕事に自信を持っていると言います。「もちろんご家族に代わることはできませんが、ここには特別な絆があります。毎日接しながら、頼られたり、お互いに笑ったり。その人の人生と“縁”を持てることがうれしいですね。スタッフはみんな、お世話させてもらっているという感覚ですし、楽しんでいます」
上田さんの夢は、「グローリー」をモデルケースに、いろいろな地域で高齢者専用の賃貸住宅を展開していくこと。「このくらいの規模なら目も手も行き届くし、地域の人との交流も深められると思うんです」と目を輝かせて語ってくれました。
高齢者や介護が必要な人にとっても、生き方のスタイルは一人一人違うはず。上田さんは、社会とつながりを持つ一人の人間として、すべての人に“自分らしく楽しい毎日”を過ごしてほしいと心から願っています。
(取材年月:2010年6月)
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