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船越克真

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船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

キレる子どもにどう接するか

2016年6月1日 公開 / 2019年6月29日更新

テーマ:子育て

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

子どものキレた行動にこころを痛めている親御さん,たくさんおられると思います。そもそも人間は感情的な生き物です。一見穏やかに見える人でもキレるときはあります。一切キレない人なんて生き仏ですよ。お坊さんが修行をを重ねて精進しても生き仏になれない人がほとんどなのに,まだ何年かしか生きてない子どもが生き仏になれるはずがないですよね。子どもをキレないようにするというのは,しょせん無理な話なんです。かといって,子どもがキレるのはしかたないこととしてそのままにしておくわけにもいきませんね。どうすればいいのでしょうか。

キレても大丈夫な子どもに育てる


発想を転換しましょう。「キレない子どもを育てる」ではなく「キレても大丈夫な子どもに育てる」と考えるのです。キレたら何がいけないのかというと,暴言を吐いたり暴力をふるったりして他人を傷つけてしまうからですよね。だったら,キレても暴言や暴力をしないようにすればいいんです。

キレたという自覚

まず,自分がキレたということを自覚することです。この自覚とは,「今自分は怒ってるな」とか自分の心の状態を把握することですが、怒ってるときって自分のこころを振り返る余裕はなかったりしますね。そこで,顔がほてるとか頭に血が上るといった身体感覚で自分のこころの状態を知るという手も使います。特に幼い子どもには,この身体感覚を使うほうがうまくいくことが多いと思います。
自分がキレやすくなっているときの状態を知っておくと,まだ冷静な時にキレないように対策できますから,キレて失敗することが少なくなります。

キレたときどうするか

次にキレてるなと思ったらどういう行動をとればいいかを知ることです。何秒か数えるとか,その場から離れるとかですね。具体的にどうするかはその人によりけりなんですが,基本的には自分の気持ちを抑えるというよりも,怒りの気持ちをやり過ごすように考えます。それで相手に暴言や暴力に訴えず,その場で感情を爆発させなければ,それでよしとします。
ただ,その場で爆発しなかったキレた感情ですが,どこかでそれを吐き出さなきゃどんどんたまっていって,次にキレたときに爆発しやすくなります。その吐き出し方も考えなければなりませんね。スポーツをするとかだれかにグチるとか,健全なやり方で吐き出すようにします。そのためには,吐き出せる環境を作ってあげたいですね。親御さんができることでは,スポーツで発散するなら部活やクラブチームに入れるとか,グチるなら安心してグチれる相手になってあげるとかですね。
キレた自覚や行動選択や感情のもって行き方などについて具体的にどうすればいいのかについては,個々の子どもや親御さんによっていろいろです。ぜひご相談ください。

気長に取り組む

さて、「キレても大丈夫な子どもに育てる」には,3つ大切なことがあります。まず,まわりの大人が気長に取り組むことです。
おおむね思春期を過ぎて心情が安定してくると,理性を押し流すほどの強い感情も少なくなり,子ども時代に身につけた理性を使える時が来ます。子ども時代は,いっぱい失敗すればいい。失敗の都度学んで,大人になって失敗しないための,子ども時代の失敗だと思ってください。子ども時代に大事なことは,キレた行動をしないようにすることではなくて,どうすればいいのかを知っておくことです。子どもの気持ちを抑え込もうとしないことが大事です。

子どもがキレることを言わないしない

子どもも1人の人間です。どうしても我慢できない言葉や行動があります。そういう言葉や行動を子どもにしたら、キレて当然です。キレてしまってしてはいけないことをしてしまったら、また失敗した自分を卑下してしまって、自尊感情が低下し、よけいに失敗しやすくなってしまいます。子どもがキレるようなことは、あえて子どもにすることはありません。

おおらかな気持ちで

最後に、まわりの大人がおおらかになることです。子どもは、まわりの人の感情に流されやすいです。まわりがキレていたら、自分もキレてしまいます。まわりの大人がおおらかな気持ちになるには,まわりの大人が自分のこころを自覚し行動を選択し感情のもって行先を知るスキルを身につけることです。
子どもをキレさせないためには、まずはまわりの大人が感情のセルフコントロールができるようになることです。

もし子どものキレた行動でつらいお気持ちなら,ぜひご相談ください。

こちらもご覧ください。
船越教育相談室ユーチューブチャンネル
「キレる子どもにどう接するか」

あわせてご覧ください。
「子育て心得・基本姿勢」
「思春期の子ども受け入れること~私の受容的態度」

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