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船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

学校に行けなくなったら~まずは休んで。学校から逃げて。

不登校

2015年8月30日

http://mainichi.jp/edu/news/20150829ddlk27100473000c.html
「15歳のニュース:スクールクライシス学校危機・心と命を救おう 時には「避ける」という選択を」

武田さち子さんの記事です。少し思うところがあってシェアします。

武田さんのおっしゃること、その通りだなあと思いながら、ほんとうにそうできたらいいなあと思いながら読みました。そのうえで。

子どもにそんなタフな交渉をさせるのか


「学校に行かない選択をするには、親の説得が必要です。」
私の印象ですが、親にとって子どもの不登校を受け入れることは、とても難しいことなんです。子どもがいくらつらい苦しいって言っても、「甘えじゃないか」とか「このつらさ苦しさを乗り越えてこそ社会で生きる力が身につくんだ(これ、学校の先生がよく言う言葉です)」とか固く固く信じててこでも動かない、学校に行かない選択をさせないケースがとても多いんですね。そりゃそうです。親だって学校は行かなければならないものだって教え込まれて育ってきて、自分は頭痛の学校に行っていた。だから学校に行かないっていう選択を考えたことすらない親もたくさんいます。ですので、不登校ケアでまずぶち当たる壁が親に子どもの不登校を受け入れてもらうことなんです。
なのに、親の同意を前提にした不登校をって言われたら、本当に学校を休める子どもが少なくなってしまうんじゃないかと思うんです。ましてや、学校にいけないことで疲れ切っている子どもにこんなタフな交渉をさせるっていうのは、あまりにもかわいそうです。子どものかわりに親を説得してくれる人が必要なんじゃないかと考えています。まずは親を味方にするなら、弁護士を通すのはあまり得策とは言えないでしょう。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの出番ではないかと思います。弁護士会などはその後、いじめへの対処などで活躍してもらえる人たちです。

つらい気持ちは誰かに話して


「いつごろからか、きっかけになった出来事はあるか、不安に思っていることは何か、などを書き出しましょう。」
これは実際子どもへのケアですることで、私も少年院では必ずやりました。これ、子どもにはけっこうしんどい作業なんですね。過去のつらい苦しい気持ちがよみがえってきて、それでうつになって寝込んでしまうこともあります。これは誰かカウンセラーや親などの目の届くところでやるべきです。そうでなければ、こころの落ち込みに気づかれないまま子どもはしんどい思いだけ募らせます。その行き着く先が最悪なものにならないとも限りません。

学校に行けなくなったら


私は、学校に行けないのであればいかない選択をまずすることではないかと考えています。
1まず休んで
2自分や友達や学校のことを考えるだけ回復して
3子どもの見方になってくれる大人を集めて
4これからのことを考えて実行して。
っていう手順を踏むべきではないかと思います。まずは休んで。学校から逃げて。これから学校などとの戦いが始まります。体とこころを充分にしてから臨みましょう。武田さんが記事で書かれたことは、この手順でいくと3以降のことだと思います。

子どもが無条件で学校を休めるために。


「小・中学校のことを「義務教育」と言いますが、その「義務」は子どもが学校に通える環境を整えるよう大人に課せられた義務であり、子どもにはむしろ安心・安全に学ぶ権利があります。」
私の手順の1ができるように、子どもには学校に行く義務はないんだということを親をはじめ世の中にもっと広げていきたいと思います。

そして。中には、思わず子どもや親を傷つけてしまう大人もいるでしょう。でも、そんな大人ばかりではありません。あなたの味方になってくれる大人もたくさんいます。そういう大人とのめぐりあわせがあればと思います。

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