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船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

なぜ決まりを守らなければならないのか

2015年2月24日

テーマ:決まりを守る教育

きまりを守る教育を考える前に,なぜきまりを守らなければならないのか考えてみましょう。

きまりといえば,すぐに思いつくのが「法律」ですね。たとえば「人を殺してはいけない」というのがあります。実は法律に「人を殺したらいけない」という文はありません。人を殺したらこれこれの刑に処すとあるだけです。でも刑に処されるのが人にとって不都合ですから,殺したら不都合があるぞという文から,禁止という意味が取れるわけです。ですのでまず,規則を破ったら自分に不都合があるぞというメッセージが受け取れます。

もう少し考えを進めます。今私たちが殺される心配をほとんどしなくても生きていけるのはなぜでしょうか。もちろん,「人を殺してはいけない」という法律があるからですね。この法律をほかの人が守ってくれているから,私たちは命の危険を感じなくてもいいんです。そうすると,私が法律を守ることが他人の安心につながる,利益になるのであれば,これは守らなければならないでしょう。つまり,法律は「みんなが」守る必要があるんです。そして「みんな」が守ることによって,「みんな」の利益になっているのです。

法律を守ると,何やら損をした気になるかもしれません。たしかに法律って「~してはいいけない」とかおおいですもんね。でも,みんなが「~してはいけない」を守るから,自分たちが安心できるんです。法律を守ることは,ほんとうは損ではなく得なんだということ。これが決まりを守る教育の基本です。

法律だけでなく決まりはすべて,それを守ることによって得をするものでなければなりません。一方的に誰かが損をする決まりは不当です。課程や学校などで決まりを作るときは,みんなが得になるような決まりを作りましょう。そうしなければ,きまりを守るこころは育ちません。

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