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船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

体罰あれこれ2

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323410304579064001258702132.html

話題の記事です。「子どもを怒鳴ればたたくのと同じ悪影響」との題名で、どなることは、たたくことと同じ影響を、子どもに与えるのだとする研究が発表されたということです。「たたかないどならない子育て」を考える当相談室でも、ぜひもとの論文を入手して勉強したいところです。

この記事で、「親が怒鳴ると、子どもの自己像を傷つける。能力や価値がなく、無駄な存在だと感じさせる」とのコメントがあります。これは、従来から言われていることで、さして新しいことでもないですが、この主張を数値で裏付けしたかたちになった研究であることが、こうやって記事にまでなったのでしょう。

どなられると、こころが萎縮します。街でどなり声を聞くと、自分に対するどなりでないとわかっていても、びっくりして緊張します。これは、どなり声の後ろにある、攻撃性を感じるからだと思います。その攻撃の相手が自分でなくても、攻撃されるのではないかと身構え、萎縮します。ましてや、親という、子どもにとって絶対な権力者が、自分に向ける攻撃ですから、子どもは抗いようがありません。

さらに、どなるような強い口調は、相手の反論を許さない勢いがあります。自分をおとしめる言葉に、相手にだけでなく自分にも反論できす、ただ受け入れるしかない。これが、どなるがたたくという体罰と同じ影響を与えるゆえんではないかと思います。

同じことが、性犯罪でもあると言われます。性犯罪は、対抗できないところで自分の人格を著しく傷つけられ、おとしめられる犯罪です。ですから、おとしめられた自分を正当化することができず、落ちた自己評価を再度上げることができない。被害者の苦しみはそこにもあるのではないでしょうか。

どなるもたたくも、子どもの人格を損なう行為です。教育やしつけだから許されるものではありません。

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