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船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

躾は親だけの責任か?

子育て

2013年9月13日 / 2014年5月1日更新

たとえば、電車で子どもが騒いでいるとします。うるさいですね。で、一緒にいる親らしき人が、子どもに何も言わない。すると、まわりの人は、「なんてルーズな親だろう。子どものしつけは親の責任じゃないか」と思うでしょう。さて。はたしてこの場合、しつけは親の責任でしょうか。

僕は、親だけの責任ではないと考えています。もちろん、親の責任もあります。子どものしつけは、親が第一にするべきでしょう。しかし、では、まわりにいる僕たちが、子どものしつけに参加しなくてもいいのでしょうか。

しつけは、その子がひとりの人間として生きていけるように、トイレの行き方から箸の持ち方、電車やお店での振る舞いまで、その子が自分で生きていけるだけのいろんなテクニックを教えるものです。そのしつけを通して、健康に衛生的に生きることの大切さ、周囲に気を配る必要性を学んでいきます。つまり、子どもが生きていこうとする社会は、僕たちが生きている社会でもあります。僕たちの社会を作っているのは、僕たちひとりひとりです。僕たちの社会に新しい仲間を迎え入れるのあたって、ルールやマナーを教えるのは、その仲間全員でなければなりません。しつけは、社会全員でやらなければならないのです。

最近は、他人からのしつけを拒否する親が多くなったと言われます。たしかに、よその子を叱って、その親がどなりこんでくるなんて話、よく聞きますね。そんな話を聞くと、よその子に物を言うのははばかられますね。でも、なぜその親はどなりこんでくるのでしょうか。僕は、「親だけがその子のしつけを担当する」風潮が、自分の子どもの失態を自分の失態と考えて、自分が責められていると感じるからではないかと思うんです。もちろん、叱った方はそんなこと考えていないでしょう。しかし、冒頭にも書いたような周囲の反応を見ると、子どものしつけを押し付けられた親の防衛と思え、全く正当な反応と言えます。

ですから、しつけの責任を、親だけでなく僕たちも請け負う必要があると思います。親にだけしつけを押し付けてその子がしっかりした社会性を身につけられなくなるのは、あまりに惜しいです。僕たちがしつけに参加するために、僕たちも親にだけしつけを押しつけることのないようにしたいですね。非行少年や犯罪者の親が、生活できなくなるまでたたかれる社会では、結局僕たちが損をします。

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