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船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

正しい思春期

子育て

2013年9月4日 / 2014年5月1日更新

先日、クライアントのお母さんと話ししていたのですが、そのお母さんのお子さんは、「正しい思春期」を送っていると思っておられるとのことです。もちろん、育ちにつまずいて僕のところに来られたのですが、そのつまづきが、「正しい思春期」だとおっしゃるのです。

どうしても親御さんや先生、まわりの大人は、子どもが失敗しないように、効率よく育つようにといろんな手を加えます。大人たちのそんな手に乗れば、ある程度の「成功」が見えてくる。

さらに、「勝ち組」や「負け組」などの言葉が子どもたちに浸透して、自分の今や将来を「勝ち負け」というものさしで見てしまっています。ですから、大人の言うとおりに過ごしたほうが、効率よく「勝ち」に行けます。今の子どもは、そういう意味で大人に対して親和性があるといえます。

でも、思春期って、そんな時期ではないんです。大人の手で大事に育てられていた自分から脱出して、一人前の自分になる準備の時期なんです。自分で自分の生き方を探っていく。その作業があってはじめて、一人前になることができるのです。

失敗しない育ち方をしていくと、失敗した時に弱いですし、失敗しないやり方にだけ長けて、新しいことに挑戦する気もなくなります。社会が動かなくなるんです。僕は、これはまずいと思います。若者に失敗するチャンスを与えて欲しいのです。

子どもに限らず大人にも、失敗してやり直すチャンスがある社会にしていきたいです。失敗できないきゅうくつな社会ではなく、おおらかに生きられる余裕ある社会にしていきたいです。

「正しい思春期」。いい言葉だなあと思います。

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