まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ京都
船越克真

不登校など非行で悩める親子と共に歩む子育て支援のプロ

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越教育相談室

コラム

体罰が子どもに与える影響

たたかない・どならないしつけ子育て

2013年2月5日 / 2014年5月1日更新

体罰は、子どもに大きな傷を与えます。

まず、身体的な傷。少したたいたぐらいでは大きな傷にならないでしょう。しかし、何べんもたたくと、その痕が残ってしまう可能性があります。根性焼きは、一生残ります。あざも、残ることがあります。

びんたは、結構危険な行為です。まず、耳をたたいてしまい、鼓膜を破ることが多々あります。学校や家での体罰が耳鼻科で判明することが多いのは、このせいです。鼓膜は再生できますが、聴覚に影響がないとは言い切れません。さらに、顔も頭部ですから、脳に影響を与えるといわれます。顔への振動で、脳震盪を起こす可能性もあります。

欧米でされている、お尻をたたくはどうでしょうか。たしかにお尻は脂肪がたまっているので、思いっきりたたいても影響があまりないような気がしますね。しかし、これも危険なのです。子どものお尻は、まだ肉がちゃんとついていません。ですので、棒などできつくたたくと、股関節への影響が心配です。股関節の骨折は治療が難しく、歩行に障害を残すかもしれません。

このように、たたいて安全な場所なんて、ありません。一生ものの障害を背負わせてまで、教え込むことってあるのでしょうか。

心理的な影響を考えましょう。子どもは、身体的な苦痛に敏感です。身体的な痛みなどを経験すると、こころが萎縮します。本当はのびのび育つはずのこころが、成長を止めてしまうのです。感受性に乏しく、感情が表に出ない子どもになりやすくなります。

また、力で抑えつけられた子どもは、自分を殺して権威に従順な自分に作り変え、その場をしのごうとします。すると、自分に自信がない、自主性がない子どもになりがちです。否定的自己像といいますが、自分はだめな人間だ、と思うとそこでこころの成長が止まります。ちゃんとした大人になれません。

さらに、暴力でつながっている人間関係しか知らなかったら、ほかの人と付き合うときも暴力を介してでなければできなくなります。DVや児童虐待も、この構図です。暴力志向が強く、お友達に手を出す子も、親の暴力が背景にあるといわれます。

体罰は、これだけのデメリットがあります。では、メリットは?

実はありません。

---------------------------
お問い合わせは右上のお問い合わせフォームから。なんでも話してくださいね。

こちらもご覧ください。
ご相談の流れ
料金等

この記事を書いたプロ

船越克真

船越克真(ふなこしかつまさ)

船越克真プロのその他のコンテンツ

Share

船越克真プロのその他のコンテンツ