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平木智之

遺品の声を聴きその想いを遺族に届けるプロ

平木智之(ひらきさとし)

遺品整理社・明日香サービス

コラム

2019年5月10日

テーマ:家族の終活

平成の終わり、さくらの花が満開に咲き誇る頃
 母は、天に旅立った。
 86歳だった。
 私は、生前の母、特に近年の母をあまり覚えていない。
 それでも、昔学生の頃自分が死んだときに、どうしてほしいかという
 希望は話をしていた。
 それを元に旅立つ準備をしてきた。
 本当にそれでよかったのか、自問自答の日々がつづいている。

ここでは、生前の母親を振り返りどのような終活をしてきたか
 またほかにどんな事ができたのか考察していきたい

母の病
2004年ごろから母は物忘れが少し出てきた
ほんの少し日常生活の中で「ん?」と思う程度だった
しかし、少しずつ小さな変化は確実に母の体を
頭の中を蝕んでいく。すこしづつすこしづつ....
誰も判らない間に
あるときは曜日がわからなくなり
そして今日が何日かわからなくなる。
それが、老人性の痴呆なのかそれとも、認知症なのかも判らないまま
時だけが過ぎていった。
2009年ごろに大きな変化が訪れる。
母親はスポーツをしていて地域の体育振興会の役を長くしていた為、
ゲートボールの審判の資格を持っていた。
あるとき近所の方から、ゲートボールを一緒にやりませんかと、
お誘いがあった。そのときに私が、「やったらどう」といった時
いきなり怒り出した。声を荒げ、こぶしを振り上げ見たこともない
顔をして「なぜそんなことをしなければならないのか!」
いきなりのことで「えええっ?」となったことは覚えている。
その頃から突然切れることが多くなってきた。
一度検査を受けてもらおうと家族で話し合い、切れないように
話をして認知症検査へ
結果はアルツハイマー型認知症、要介護2の診断だった。
今考えると母は受診するのが遅かった
物取られ症候群や家の中での徘徊があった
処方された薬もあまり効果が出ず長い介護生活が始まった
同居生活の中で小さな変化は見過ごしやすい
別に住んでいる家族が来た時もその時は正常な場合も多い。
というのも、普段会っていない人に会うと、気持ちがしゃんとすることが
多いのだ。
あの「ん?」と思ったときに受診していれば
もっと向き合って話ができかもしれない。
いろんな希望を聞けていただろう。
だが、もしもあの時とか、もっと早くとか、タラればを考えても
時間が戻ることはない。
今のことだけが事実である。

ここで皆さんに考えていただきたいのは、いつどのタイミングで
受診するのがいいかということである。
小さな変化(例えば一時間に2回3回と同じ話を繰り返す等)に気が付いたときに、できるだけ早く受診することをお勧めする。
定期的に受診している親なら同行し医者に相談するのもいいだろう。
家族が不安に感じたなら、安心するために受診していただきたい。
また、認知症と診断されても初期であれば対処の方法もたくさんある
そして家族も、本人も自覚し最後を迎える為の準備ができる。
本人は希望を伝えることができ、
家族もその希望を叶えるための準備ができるだろう。
だからこれを読んでいる皆さん親の小さな変化が見えた時
少しでも早く受診してください
それが、本人のためであり、介護をする家族の負担(金銭的にも精神的にも)を少しでも軽くできる一つであると強く思っている。

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