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コラム

ピアノ演奏による体の故障を防止する!

ピアノの上達を目指すには練習が欠かせません。しかし、その過程で体のいずれかの部分に痛みやしびれを引き起こすことがあります。
せっかくピアノを楽しみたくても手や腕などが痛くては演奏できません。今回はピアノによる体の故障の原因と対策をご紹介します。

ピアノを弾くことで起こる体の故障とその対策とは

ピアノの練習で痛みを感じる部分で最も多いのは手・指、前腕、肩です。また、年齢を重ねた方であれば、首や胴体に痛みやしびれを感じることがあるようです。そして、ピアノをされている方の体の不調でよく耳にするのは腱鞘炎です。

腱鞘炎になると、激しい痛みを伴い、ひどくなると腫れ上がって動かしづらくなります。親指の付け根の手首側に激しい痛みがある症状は、腱鞘炎の中でもド・ケルバン病と呼ばれています。肘の内側や外側に痛みが起こる場合は上顆炎と呼ばれています。

ほかには、手首の中を通る正中神経が圧迫されて起こる手根幹症候群があり、指に痛みやしびれが起こります。痛みのあまり夜も眠れないなど日常生活に深刻な影響を及ぼす場合もあります。

腱鞘炎や手根幹症候群は身体部分の問題ですが、脳で起こる病気といわれるフォーカル・ジストニアという症状があります。

フォーカル・ジストニアは痛みやしびれはありませんが、ピアノを弾こうとすると、意図せずに手指に力が入り、動かせなくなったり意図しない指の動きをしてしまうなど、思い通りに手指を動かせなくなる病気です。

ゴルフや野球の選手が、無意識の内に筋肉が硬直して思い通りのパフォーマンスができなくなるイップスとも共通しています。脳で起こる問題ということは知られていますが、完治するための治療法はまだ確立されていません。

練習のしすぎが故障につながる場合もありますが、長時間弾いても故障しない方もいますし、短い時間の練習で手首や指を痛める方もいます。練習のしすぎは故障につながりやすいかもしれませんが、それだけが原因ではありません。

無駄な力を入れず正しい姿勢や正しい体の使い方でピアノを弾き、適度な休憩を挟んで練習することが大切です。また、フォーカル・ジストニアを発症する人は、神経質な性格や完璧主義のタイプの方が多いと言われています。自分の性格がそういうタイプであると思われる方は休憩を意識したり、完璧を目指しすぎて練習をしすぎないように心がけていただければと思います。

ピアノを練習することでよく起る腱鞘炎の予防と練習方法

ピアノの練習で長時間練習すると指が痛い、手が痛いということはよくあり、それは筋肉疲労の場合もあります。しかし、間違った練習を続けていると手や指、筋肉を痛めてしまいます。無理に練習を続けると腱鞘炎になることも多いです。
腱鞘炎になるとピアノが弾きたくても痛くて動かせない状態になってしまいます。そのようにならないための練習方法をマスターしましょう。

ピアノの初心者やピアノを久しぶりに演奏する方はできるだけ練習時間を短めに心がけ、必ず休憩を挟みましょう。

また、演奏中は脱力することを意識しましょう。そして、正しいポジションと運指、腕の位置、手首と腕のアーチ、手首の角度など正しい姿勢、弾き方に気をつけます。

また、腱鞘炎の予防としては手首や指のケアを行うことが大切です。力まずにピアノが弾けたとしても手首や指には負担が掛かっています。そのため、レッスン後の手首や指のケアを行うことで腱鞘炎を回避することにつながります。

練習しても全くケアをしていないと、どんどん手首や手の筋肉は固くなります。レッスン後はお風呂で指や手首をよく温めるように心がけましょう。

熱いと刺激が強すぎるので、ぬるめのお湯がポイントです。手を温めたら手首を回したり、ぶらぶらさせたり、腕をマッサージするなど痛みを感じないようにケアを行いましょう。

体の故障を引き起こすピアノの弾き方

どのような練習が体に負担をかけているのかというと、自分のレベル以上の速い曲を弾こうとした時です。まだそれほど速く指は動かないのに無理矢理練習してしまうと要注意です。レベルアップのために速い曲へ挑戦するのは、運指練習でしっかり指が動くようになってからにしましょう。

また、音域の広い和音を弾く際に手を広げるため力んでしまいやすいのですが、そのまま引き続けると無理が掛かってしまいます。

ほかには、親指に力を入れるのがクセになっている方が意外に多いです。親指は手の横にあり、鍵盤に触れる位置も指の向きもほかの4本と違うので、脱力できにくく力が入りっぱなしになりがちなのです。無理な力を入れたまま練習を長時間行ったり、繰り返したりすると故障につながります。

手や腕以外にはペダル操作で足裏を痛めることもあります。右ペダルのタイミングを合わせようと細かく操作をしながら長時間練習すると足裏がつることもあります。故障を引き起こさないためにも全身の脱力を意識して無理のない練習を心がけましょう。

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