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新海みどり

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新海みどり(しんかいみどり)

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コラム

ウサギとのレッスン

ペットとアレクサンダー・テクニーク

2016年12月1日 / 2016年12月15日更新

我が家には、純和(じゅな)という9歳(推定)のウサギがいます。彼女は河原に捨てられていたのですが、保護されて、ご縁があって家族になりました。わたしの学校の「営業部長」でもあります。アレクサンダー・テクニークを学ぶ生徒さんたちにも人気者です。



去年、彼女に「斜頸」という症状があらわれました。これは文字通り(そして写真の通り)首が傾いてしまったままになる症状です。
原因は中耳炎か、脳に細菌が入ってしまうということが考えられるようです。首が傾くために三半規管がおかしくなり、目まいなどが起こることになります。人間でいうとメニエール病に近い感じです。ウサギの斜頸はほぼ完治せず、ほとんどの子が首が曲がったまま生活することになるそうです。

そこで、わたしが純和にレッスンをすることに。というのも、アレクサンダー・テクニークでは「頭と首の関係」「頭とからだの関係」が最も重要で、純和のこの課題もまさにそこにあるからです。頭と首との関係が固くブレーキがかかったままだと、からだ全体の動き(からだの中の動きも含めて)にもブレーキがかかります。それでも動かなければならないので、状態としてはブレーキをぎゅっとかけたまま、アクセルをぶぅーん!と吹かすという状態です。エンジンが焼ける→故障する、という結果になりますよね。純和は人間に比べてからだがずっと小さい(体重2.1kg)ので、その影響も大きいと考えられます。

耳と頭と、首を持って、純和が「習慣的に行きやすい」方向=今回の場合は「頭と首が傾いていく」方向を抑制します。これはただ止めるのではなく、「こっちに動いてみたらどうかな?」と新しい方向性を提案する、という感じです。頭と首の関係が徐々に動き始めると、身体全体にふわ~と動きが通ります。

そもそも繊細な動物として知られるウサギ、その耳を持って何かする―ということが可能なのは純和が寛容ということもあります。純和は最初嫌そうな表情をしていましたが、そのうちに観念したように、ゆだねてくれました。そして段々と彼女にとっての自然な頭と首の関係を取り戻してくれたのです。

もちろん、動物病院で処方された西洋薬を飲み、バイオレゾナンスを行う先生の漢方薬処方も大きな助けとなりました。薬もある種、「方向性の転換」を促すものです。アレクサンダー・テクニークそのものは医療ではありません。しかし、薬を通した「方向性の転換」を身体の中から勇気づける、というか、着実に支えることができるのは繰り返し繰り返し「こっちに行ってみよう!」と提案してみることはできるし、そしてそれは有効だ、ということがよくわかりました!

復活した純和!↓


・追記

わたしの娘・新海芽依がペットシッターの仕事をしていて動物には詳しいのですが、獣医さんのお話や彼女が勉強したことから教えてくれたのは、斜頸になったウサギはほとんどの子が完治しないということ、重症になるとローリングといって転がりまわってしまう子もいるということ。若い子も高齢の子もなる可能性がある病気。純和が完全に2度も治ったのは非常に珍しいケースとのこと!娘は「2回目に斜頸になったときは純和さんも慣れたようで、食事を一切食べられなくなる日はなかった。自分でもこうすれば治る、ということを少し学習しているような余裕を感じた。」と言っていました。

○あにまる子守り隊 (新海芽依のペットシッター)
http://animal-komoritai.wix.com/animal-komoritai

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