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吉野悟

コンセプトハウス造りのプロ

吉野悟(よしのさとる)

アーバンホーム株式会社

コラム

無垢材の柱と集成材の柱どちらがいいの?

自然素材の家

2018年1月25日

夢のマイホーム。できることであれば、できるかぎりの家族の理想やこだわりを詰め込んだ家にしたいものです。その中でも特に無垢材を使った家を建てたい、というこだわりを持った方は多いのではないでしょうか。

建材はもちろん、フローリングの床材としても高い人気を誇る無垢材をふんだんに使った家は多くの方にとって憧れの的です。

しかし、無垢材もメリットばかりではありません。場合によっては、「集成材のほうが良い」といったケースもあります。

そこで今回は無垢材と集成材の柱、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

無垢材とは? 家の柱に無垢材を使うことのメリットとは?

無垢材とは、伐採した木を使用する形状に合わせて製材し乾燥させたものです。無垢材に使用される木で代表的なものは、オーク、アッシュ、チーク、シカモア、ブラックウォールナット、レッドパインなどがあり、それぞれに色、硬さ、柄、肌ざわりなどに違いがあります。

そして、無垢材を家の柱に使うことの主なメリットには次のようなものがあります。

【調湿作用】
天然の木には、空気中の水分を吸収する、または放出して湿度を一定に保とうとする調湿作用があります。無垢材は伐採され製材となった状態でも呼吸をしているため、家の中を常に一定の湿度に保ってくれます。

【断熱効果】
天然の木の断熱効果は高く、コンクリートの約12倍、鉄の約483倍とも言われています。これは木の細胞内に含まれる空気が熱を伝えにくくしているためで、快適な室内空間をつくり出します。

【世界に二つとない表情を楽しめる】
天然の木にできる木目は、人の顔と同様に同じものが二つとありません。自然の中でできあがった、世界でたったひとつの鮮やかな木目が楽しめるのも無垢材のメリットのひとつです。また、経年変化によって年月を経れば経るほどその味わいは増していきます。

【無垢材だけが持つ風合いと香り】
天然木だけが持つ肌ざわりの良さ、リラックス効果がありアロマテラピーにも利用される精油成分、フィトンチッド(マツ、ヒノキなど)など、無垢材は五感でその心地よさを感じ取ることができます。

家の柱に無垢材を使うことのデメリットとは?

多くのメリットを持つ無垢材ですが、デメリットがないわけではありません。主なデメリットは次のようなものがあります。

【表面にひび割れが出やすく、傷もつきやすい】
無垢材は天然木を使っているからこそ、反りや割れによって変形しやすいといった特徴があります。また面が柔らかく衝撃に弱いため傷がつきやすくなっています。

【価格が高い】
無垢材は天然木を使用するため、集成材に比べ価格が高くなります。また施工費も経験と技術を要するため、集成材に比べると高くなるデメリットがあります。

集成材とは? 家の柱に集成材を使うことのメリットとは?

次に集成材についてご説明します。

集成材とは、切り分けられた木材を乾燥させ接着剤で組み合わせたものです。加工品のため用途も多く、和室の柱のほかにも壁、階段、床や、敷居、鴨居、枠材などさまざまな場所で利用されています。

集成材を家の柱に使うことの主なメリットには次のようなものがあります。

【用途に応じた形状、長さのものをつくれる】
集成材は複数の木材を接着してつくるため、用途に応じて自由な長さ、厚さ、幅のものをつくれます。また湾曲したものをつくることができるのも、集成材のメリットのひとつです。

【品質が安定している】
集成材は加工品のため、無垢材のように強度や品質にばらつきがなく安定していて扱いやすいのもメリットです。

【反りや割れが出にくい】
集成材は加工の段階で天然乾燥に加え、乾燥装置などを使い徹底的に含水率を下げるため、無垢材に比べて反りや割れが生じにくいつくりになっています。

【無垢材に比べて価格が安い】
集成材は、無垢材に使えない小さな木などでも加工して使えるため、無垢材に比べ価格は高くありません。またその扱いやすさから建築にかかるコストも抑えられるため、無垢材を使った家よりも安く家を建てることができます。

家の柱に集成材を使うことのデメリットとは?

集成材も無垢材同様、多くのメリットがあることはおわかりいただけたと思います。しかし、デメリットもあります。主なものは次の通りです。

【無垢材に比べて長持ちしない】
集成材は木材を接着剤で張り合わせてつくられているため、木材自体の寿命がきていなくても、接着剤の寿命がくれば、それが集成材の寿命となってしまいます。そのため結果として無垢材よりも長持ちしないということになります。

【環境に悪影響を及ぼす可能性が高い】
家で利用している際には問題ありませんが、建て替えやリフォーム時に廃材として焼却処分する際、接着剤から有害な化学物質が発生するため、環境に悪影響を及ぼす可能性が高いといえます。

このように、無垢材、集成材どちらにもメリット、デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言い切れません。そのため予算を鑑みたうえで、自分たちの理想の家にはどちらが合っているかをよく検討され、選択されることをおすすめします。

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