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コラム

首のコリが命取り

噛み合わせ

2012年10月17日

肩こり、首のこり、背中のこり、腰のこり、脚のこりなどを持っている方はたくさんいらっしゃると思います。
それが病気だと認識している方は、そんなにたくさんはいらっしゃらないと思います。
こりがあるということは、そこの筋肉が疲労して、老廃物が筋肉の中に溜まっていると言う事です。
あんまやマッサージで楽になるのは、それらを強制的に排出させる事により、筋肉が楽になるからです。

上記のこりの中でも、一番気をつけなければいけないのが首のこりです。
これは万病のもとと言っても過言ではありません。
体全体を統括するのは脳です。
ここから神経を伝って情報が流れるわけですが、それは当然首の骨の中を通って全身に広がっていきます。
首がこるということは、そこの筋肉が硬直して首の骨(7つの骨が合わさって頚椎を構成しています)にずれがでます。
すると当然その中を通っている神経を圧迫して全身に悪い影響が出てきます。

また、この頚椎の両側を椎骨動脈という脳に血液を運ぶ血管が通っていますが、首の骨がずれたり筋肉がこったりすると、それが圧迫されて血液の流れが減少します。
脳という組織は臓器の中でも、ものすごく栄養や酸素を消費する臓器です。
血流が阻害されると、当然それらが不足する事になり、全身の様々な症状につながってきます。
脳への血液が数分止まると回復不能なダメージとなり、植物状態や、脳死といったものにつながるのはよくご存知だと思います。

ある調査によると、姿勢と筋肉の血流量と筋収縮の程度を測定したところ、耳の穴と目を結ぶ線が水平より10~20度上を向いて、後頚筋がリラックスしている状態に対して水平から10度下を向いた状態では、血流量が3分の1に減少するという結果が出たそうです。
しかも、上を向いている状態は、筋肉の放電量も少なく、筋肉は弛緩しているが、下を向く角度が大きくなるにつれて、放電量が多くなり、筋収縮が強くなると報告されています。

うつ病をわずらっている方は、100%猫背です。
当然首も前に傾斜しています。
胸を張って元気よく歩くうつ病の方を見たことはないでしょう。(猫背が必ずしもうつ病になるとは限りませんので)。
今の子ども達がゲームに熱中している姿勢をよくみてください。
どうでしょう。同じ様な姿勢になっていませんか。
事実、肩や首のこりなどを訴える子ども達が急増しています。
小学生からうつ病あるいはうつ傾向を示す子ども達の増加が大問題となっています。
最近よく聞かれる引きこもりやニートといった問題も、このあたりに原因がある場合もありそうです。

首のこりは、自覚している方も多くいらっしゃいますが、無自覚の方も結構いらっしゃいます。
最初に「首はこりますか」とお尋ねすると、「いいえ」と答えられますが、問診表(全身の健康に関する)を見ると、どうも問題がありそうなので触診すると、こちこちにこっている場合が多いです。
長い間こっている状態が続いたため、それに慣れてしまい、その状態が普通だと思い込んでしまいます。
かみ合わせの治療を行って、本当にリラックスした状態を知って初めて以前かなりこっていた事を再認識されます。

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