前之園博一プロのご紹介
農業を経営面からサポートし、「やりたくなる農業」創出を目指す(3/3)
続けることも、新規参入も促す、魅力ある農業をお手伝い
「知的資産経営という言葉があります。これは、いわば“決算書に出ない”強みのこと。生産者の持つ技術、ノウハウ、環境も立派な“資産”であり、それをきちんと文字や数字にして報告書に起こすことは、事業継承や資金調達にも役立ちます」と前之園さん。生産者が培ってきた技術や環境のポテンシャルを「見える化」する作業も支援してくれます。
「事業を譲る場合、相手が家族ならさほど複雑なことはありませんが、法人経営をしており、従業員や仲間の生産者、地域の担い手に継いでもらう場合などは、きちんとした事業承継手続きが大切。それもお手伝いします」。農業は今、後継者不足の問題もありますが、まったく違う業種や農家出身でない人の新規参入も少なくありません。「農家は世襲されており、農業への新規参入は難しかった。しかしそれでは発想が限られますから、異業種からの参入はいいと思うんです。でも、農業への理想と現実にはギャップもあります」。たとえば新規参入者には、農業でも週休2日、月15万から20万円の収入を確保したいと理想を描いてくる人も。それを、代々農業に携わる人が無理と断言して終わるなら何も先に進みません。「生産者に加え、資金調達、販路拡大、技術指導、それぞれの役割を持つ人がチームとなってネットワークをつくれば可能性も広がります。ベテラン農家の方々と、孤立しがちな新規農業参入者の方を橋渡しできるような仕事がしていきたいですね」。やりたくなる農業、また、次の世代に継がせたくなる農業の創出が前之園さんの目標です。(2015年9月取材)
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