前之園博一プロのご紹介
農業を経営面からサポートし、「やりたくなる農業」創出を目指す(2/3)
返済延滞を担当し見えた、「ブレーキをかける第三者」の必要性
前之園さんは、祖父の代からの農家に生まれ育ちました。大学は農学部に進学し、農業経済を専攻。農村調査などで、現場での聞き取り調査をし、机上の学問とは違う生の声に刺激されたと言います。「農業は、文系理系というだけでなく、複数の分野にわたる知識が必要であるということがわかり、ますます興味が湧きました」
大学卒業後、日本政策金融公庫に就職。ここで、農林水産業の融資や債権回収を担当したことから、「農業の経営支援」に対する思いが強くなっていきました。「金融機関は貸し手の都合で融資するし、借りる生産者も、知識がないまま勢いでお金を借りてしまう。身の丈に合わない借金で、1年後には双方が困ったことになることがあるんです」。そうなる前に、ブレーキをかけてあげられる第三者が必要と感じた前之園さんは、独立するに当たり行政書士の資格を取得。「行政書士は業務が幅広く、行政機関に出す書類やさまざまな権利義務関係など、扱う書類は1万種以上。農業は行政に対する許認可関係が多いので、行政書士は役立てます」。農業には国や自治体からの補助金もさまざま。なかなか広く行きわたらない補助金情報を伝える補助金セミナーや資金調達セミナーのほか、マイナンバーセミナーなど、農業以外の勉強会も開催し、生産者の経営力向上を支えています。
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