国民年金保険料の月次納付率 83% 厚生労働省発表
ドル円の日足、週足、月足です。日足のチャートを見てみます。3月8日は米国雇用統計(2月)の発表があり、ドル円がブレていますね。標準偏差=ボリンジャ―バンド1年をみても-3シグマを割り込んでいます。短期的には、反転の可能性もありますよね。次の週足チャートを見てみます。先週、大きく円高に振れています。週足で見ると140.24円を割らない限り、チャートは崩れていないようにも見えます。月足でみると140円台の10年単純移動平均線を割らないと、きれいな上昇相場(円安)に見えますね。見ているチャートにより、変りますね。短期の動くを見るのか、長期の大きいトレンドを見るのかですね。
米国の3月8日発表された米国2月の雇用統計を見てみます。
雇用者数 予想20万人 結果27.5万人
失業率 予想3.7% 結果3.9%
1月の雇用者数訂正
35.3万人を22.9万人
雇用者数と失業率は、相反する結果が出ているんです。市場の受け取り方は、失業率を見て、労働悪化しているから利下げは出来る環境であると見たのですね。しかし、1月の数字も誤差の範囲を超えていますね。本当にひどいですね。
日本は、マイナス金利解除の環境が整ってきていると日銀幹部の方が発言されていて、日米金利差縮小からドルが売られ、円が買われていますね。
3月7日参議院予算委員会で日銀総裁に藤巻議員が質問をしています。日銀保有国債は2000年27兆円から2024年2月末596兆円(国債を買う。債券の単価はあがる、利回り低下する)今年償還になる国債67.1兆円、内長期国債28.2兆円、金利を上げた時に日銀が払う付利金利(都銀などに払う利子)が、0.5%で2.5兆円だそうです。昨年12月に河村氏が日銀保有国債の金利平均0.65%(日銀が受け取る利息)と言われていました。何を言いたいかというと金利をあげれば、日銀が国債を大量に買っていたため(2023年も約半分117兆円)、保有国債の評価損が大きくでるし(簿価会計の為、それ自体で中央銀行の役割は継続できる)、付利金利を付けると利息だけでも莫大な金額がいるという事です。世界からみると、日本銀行の信認、円の信認、やはり、不安を持たざる得ないですね。ドル資産の保有がヘッジになりますね。月足チャートからみても大きなトレンドは、このことを表しているのではないでしょうか。円高は株式の下落につながるので、投信で運用している確定拠出年金とかは、一部、株式の比率を下げるのが、安全策ではないでしょうか。一旦円高になっても140円を割らなければ、円安基調の流れは、続くかもしれませんね。