高知の屋根に太陽光パネルを！そのお家にふさわしいお得な省エネと創エネを提案します（2/3）

太陽光パネルに散水栓を取り付け発電効率アップ

　太陽光発電には、その名のとおり太陽の光が必要です。ところが、晴れて気温が高ければ最高の条件！というわけではないようです。
「実は太陽光パネルにとって効率のよい温度は25℃程度。夏場のように屋根が70℃ともなると、高熱で内部シリコンが電気を作り出しにくくなってしまうんです」
そんなデメリット解消のため、3年前に山崎さんが開発し特許出願中なのが、従来からのものを家庭用コンパクトサイズにした散水栓とセンサーです。スプリンクラーの要領で撒いた水が蒸発する時の気化熱を利用、温度上昇を防ぐよう設置します。パネル表面を冷やすだけでなく、洗い流す役目もあり、汚れや黄砂、塩害対策にもなります。

　太陽光発電については、発電した電気を充電して使うシステムだという誤解もあるようですが、実際には“昼間発電した電力は昼間に使い、そこで余った電力を電力会社へ売る”が正解です。夜間や雨の日など、電気が作れない時には電力会社から買う形になっています。蓄電池の検討は、夜間や、停電による非常時への備えとして、大きな安心につながると言えます。
山崎さんは、「最初は挨拶程度でも、お話を重ねるうちに、個々のお家の省エネを考えたほんまの気持ちが伝わる瞬間があります」と意欲的に話します。

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