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岡部早苗

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岡部早苗(おかべさなえ)

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コラム

耐震とは?制震、免震との違いについて

住宅の耐震

2017年2月1日

同じ「1級建築士」でも、それぞれ専門が違います。私は「意匠設計」と言われる分野で、構造は専門外ではありますが、私のわかる範囲で説明することにします。
建物の構造を頑丈にすることで地震に耐えるのが、耐震。制振装置で揺れを吸収してしまうのが、制震。地震の揺れを建物に伝わらないようにするのが、免震です。

地震対策の基本となるのは、まず耐震でしょう。

新築住宅のチラシなどを見ると、「●●工法がナンバー・ワン」「マグニチュード●でも大丈夫」など、いろいろな地震対策の文言が踊っています。どのような地震対策が適切なのか、ほんとうに必要なものはどれなのか、悩んでしまいますね。

耐震工法、制震工法、免震工法と、地震の揺れに対する建築物の対策には大きく違いがあります。
「耐震」「制震」「免震」それぞれがどのような考え方なのか、見ていくことにしましょう。

耐震:耐力壁で地震の揺れとたたかう

建物の構造を頑丈にする、いわばかたく固定することで地震に耐える、というシンプルな考え方を持つのが耐震です。
筋交いや補助金物の接合で補強された耐力壁で、揺れに抵抗します。

1981年以降の建物には耐震構造が施されています。(「新耐震」と言われるものです)

制震:揺れを吸収して被害をふせぐ

制振装置(ダンパー)を壁や柱に組み入れて、地震による揺れを吸収します。戸建てや低層建築よりも、高層ビルに適したやり方です。

建物の揺れをおさえ、損傷や家具の転倒などのリスクをおさえます。

免震:地震のエネルギーを建物から逃がす

ボールベアリングや積層ゴム、ローラーなどを使った免震装置で、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにします。地震の際の建物の損傷をおさえることができる、建物内の揺れが少ないなどのメリットがありますが、工期の長さや工事費用など実際の施行にはまだハードルが高い部分もあります。

上記のように、地震には、耐震、制震、免震といった対策があります。

家の耐震性を調べる場合は、住宅性能表示制度があります。

耐震性や耐久性、省エネ性などについて、国が定める基準をもとに評価機関が評価をします。
耐震性については、1~3の等級で評価されますので、自宅について不安がある場合は調査してもらいましょう。

特に、高知県では1981年(昭和56年)以前の木造住宅の耐震診断は、市町村にもよりますが、ほとんど所有者の負担なしで受けることができます。お住いの市町村にご相談ください。

建物に地震対策を施すことも大切ですが、土地の強度も家づくりには欠かすことができない要素です。
地盤調査をして、必要な「地耐力」が不足している場合は地盤改良や補強をしてから家を建てましょう。
「住宅瑕疵担保責任法」が施行されてからは、「地盤調査報告書」で、必要な地耐力があることを証明できないと、「住宅瑕疵担保責任保険」に加入できなくなっています。

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